つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

小学校最後の参観

2011年02月07日 | 子育て

末っ子の最後の参観日があった。
来月、もう一度「感謝のつどい」なるものがあるが、授業を受けているところを観られる機会はこれが最後だ。そう考えると感慨深いのだが、相変わらず彼のクラスは少々物足りない。
こういうクラスなのだとわかってはいても、もう少し活気があって、お互いに刺激し合って生き生きとしている様子が観たいと、いつも思う。だが、ないものねだりをしてもしようがない。

この子で我が家は最後だ。小学校とは15年付き合った。
このごろようやく「義務教育」というものがわかってきたように感じている。
わかってきたからよいのか、わからないまま無我夢中でいたほうがよいのかはわからないが、私自身についていうと、わけもわからずわが子をよくしたいと頑張っていられたときのほうがおもしろかった。

猪突猛進、いろいろなことを言っていろいろなことをやった。面白かった。
いい経験をしたと思っている。今、あのころのように子どものことを中心に生活を動かすことがならない状況になって、宝物のような時間だったと考えるようになった。末っ子には申し訳ないと思っている。

今日は隣にある中学校から先生が子どもたちの様子を観に来ていた。
明らかに小学校の先生とたたずまいが違う。ああ、こういう感じだったと、見覚えのある先生の様子を眺めていた。

子どもが育つということは、どんなにしようが変わらない順番というものがあって、それをたどって育っていく。それは間違いないことで、明確に何歳にはこれくらい、何歳にはというはっきりしたものではないが、だれもが必ずその順番で年齢を重ねていく。その上に個々の資質というものが出てくる。今日、久しぶりに見た末っ子のクラスメイト達は、背が高くなり、声変わりを始めたお子さんもいた。男くさい感じになった子もいた。育ちとはそういうもので、どれだけ、大人が大人の思うような育ちを望んでも、子どもたちは自分のありようで育っていく。

末っ子のまだ子どもっぽい様子に、私はあなたの育ちを邪魔していないかと、そればかりが気になった最後の参観だった。

コメント
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