つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

バレンタインもう一つ

2011年02月16日 | 徒然に、

末っ子の将棋好きを何度か書いてきた。
毎年、彼に、詰め将棋の日めくりカレンダーを用意している。
一日にひとつずつ解いていくのも楽しみなのか、きちんと毎日カレンダーをめくる。

「なあるほど・・・!お母さん、これ見てみて!!」

バレンタインの日の詰め将棋は、駒がハートの形に並んでいる。

「解いてみてよ!」

簡単に言うが、駒の動きをひとつずつ思い出しながらの私にはとても無理だ。さっさとあきらめて降参して見せた。

「これ最後もハートで終わるんだ」

一手ずつ息子に手順を教えてもらい・・・なんとまあ、素敵な!! 現実の手合いでは絶対おこらないだろう棋譜に、感動してしまった。

「良く考えたね・・・すごいねえ・・・奇跡だ」

末っ子は得意満面な顔で、切り取った14日のカレンダーを持って父親のところに走って行った。

将棋のわかる方、ぜひ、愛の日の詰め将棋を解いてみてください。

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痛ましい事故

2011年02月16日 | 子育て

雪が積もった翌日の東京・渋谷で、日陰になった坂道を三人乗りの自転車が転倒。後部座席のお子さんがほおりだされ、たまたま通りかかったワンボックスカーの下敷きなったという事故が起こった。http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110215/dst11021513410009-n1.htm

痛ましいとしかいいようがない。
怪我だけで済んでよかった。それはこの事故にかかわったすべての人の思いだろう。

小さいお子さんをお持ちのお母さん方に、苦言をひとつ。日本の世の中、子育て中の母親に随分と寛容です。だからと言って「大変なんです」で、押し通してはいけないところがあるように思います。

私が体力勝負の子育てをしていたのはついこの間なのですが、子育ての様子にびっくりすることがしばしばあります。ずいぶん世の中変わったのだなあと、・・・。
「TPOをわきまえて」これは、私が子どもの頃よく言われた言葉です。
Time(時間)・Place(場所)・Occasion(場合)の頭文字をとったもので、あまり言われなくなりましたが、
昔の親はどんなにいたずらをして腕白な子どもにも、時と場所をわきまえて行動することを求めました。
今回、取り返しのつかない大失敗をしてしまった(*)このお母さんは、自分の大変を優先してしまい、TPOに気持ちが行かなかったのだろうと思います。子育てが大変な時間は、永遠に続くわけではありません。偉そうなことを言っている私も失敗ばかり。落ち込むこともしばしば。でも、大変だからを理由にしようとは思いません。子育てが大変なのは当たり前です。

子育ては大変なのです。だから、それを笑ってこなしてみせる母親はもっと尊敬されていいと思います。

このお子さんが「そういうこともあったけれど、うちの親一生懸命やってくれた」といえる人生を歩まれることを祈っています。

 

(*)あえてこういいます。怪我をしたお子さんはこの恐怖を一生抱えるだろうし、それをこの親御さんは死ぬまで見ていかなくてはならない。世界中の子どものことを考えたら、これくらいは許容範囲とする考え方もあるだろうが、今の日本で、三人乗り自転車で幼稚園に送ってもらえる環境では、不注意で済まされない出来事だろうと考えます。

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