昨日は、家で待つ身としてはなかなか楽しみな日だった。
いただけば、いただいたで、ホワイトデーのことを考えなければならないのだけれど、それでもちょいとわくわくする。
末っ子は「去年と同じにもらった」と、男の子全員に渡されたらしい手作りクッキーを二つ持って帰って来た。そろばんの先生に早めにいただいたものと合わせて三つ。ただ、彼は好ききらいがひどくて、去年も家族がありがたく頂戴した。
「拒否したのもいるんだよ・・・○○なんかこっそり机の上に返していった」
なんとまあ、りっぱな根性をしている・・・それはそれで楽しい。
義理であろうがなんであろうが、そこは受け取るのが男の優しさだろうとも思うが、受け取るのが当たり前みたいな感じがあったんだろうなあと、日ごろの末っ子のクラスの力関係を思った。
高校生の娘は「あげたい友達いないから」と連休ものんびり過ごしていたが、抱えきれないほどたくさんのチョコやらケーキやらを持って帰って来た。
「私、下級生と女の子には人気があるから」
今は少々たっぷりしているが、中学まではあまり食べることができず細かった。
目立たないわりに活発で、走るのも早かった。あれ、あの子が・・・という感じにさせるらしく、高校受験の時も「お前バカだと思ってたけれど、結構できるんだな」と何人かにいわれ、悔しがっていた。
抱えて帰って来た戦利品は、いつの間にか姿を消している。結構、気にして食事を控えているようなのに、まあ、よしとしましょう。
旦那様は誰かと会う仕事がなかったらしく、手ぶらで帰ってきた。
結婚前は渡したのですが、札幌に来たら、その渡したチョコレートが手もつけられずにあって、それっきりバレンタインは私たち夫婦の間ではなくなりました。
用事で電話をしてきた長男にも尋ねた。
「うん、もらったよ・・・・・・」嬉しそうな答えだった。気になる女の子にもらえたのかな?
続いて出てきた話が長男らしい様子で笑ってしまった。
「Aちゃんがね、バレンタイン直前に彼氏と別れてね。付き合ってと言うから、話し聞いてあげた」
「あなたNちゃんもそういうことしていなかった?」
「うん、そうだね。ま、癒し系ということで・・・チョコは違うよSちゃんからもらったんだよ!」
青春だなあ。本当に・・・。