昨日は、娘の高校で午前中公開授業があり、それに続き午後からPTA総会、学年集会、学級集会が催された。
「他に引き受ける人がいなければ・・・」と返事をしていたら、東京に行っている間にPTAのクラス委員になっていた私は、総会の様子を見ておいた方がいいかと昼から出かけた。運よく午後からの仕事だった旦那様が張り切って「授業参観」しに行った。
娘が世話になっている高校は、我が家から自転車を使えばものの20分程度。だが、残念なことに私は自転車に乗ることができない・・・まことに残念な出来事で、坂の多い東京で暮らしている間は苦にならなかったこのことが、まっ平らな広大な札幌に移り住んで結構大変だった。だったら、練習すればいいだろう・・・なのだが、とにかく妊娠出産子育ての20年だった。自分の体に子どもがまとわりつかなくなったのは、ここ何年か・・・その時には体の方がすこうし(少しと言っておきます)いうことが利かなくなってきていて、ころんで怪我をすることが恐ろしくなった。
余談が長くなったが、学校までは自転車で20分。歩いたら50分もかからないかなあ。地下鉄も乗り継いで行けばあるのだが、これも小一時間かかる。ということで、冬場、雪がひどい時以外は元気な丈夫の二本の足で歩いていく。特に今時期は、少し道をかえるとご覧の風景がある。
ここは札幌市白石区・豊平区・厚別区をまたいで通るサイクリングロードです。
その豊平に入るあたりのところ1キロくらいかな、両脇が見事な桜並木になっています。私はここが好きです。札幌市内に桜の名所はいくつもありますが、たいていは花見の宴がセットになっていて、いえいえ、嫌いじゃないのですよ!自分が騒ぐときはいいのですが、やはり人が騒いでいるそばで桜を眺める気にはなれないだけで・・・。その点、サイクリングロードと言う場所柄、飲んで騒ぐ人が皆無なのです。
サイクリングロードは幹線道路をまたぐように陸橋になり、その高さが桜の木とドンピシャ!で、こういう写真がとれるわけです。
こういう表現は古いのかもしれませんが「天国のよう」です。
札幌の街は都会です。大きなビル、マンションが建ち並び、東京に負けないほどです。
ですが札幌の街はやはり地方都市で私はそれでいいし、それがいいと思っています。
それは、こんな風景がごくごく当たり前にあるからです。
私たちは本当はこういう風景を大切にしたくてがんばってきたのではないのかなあ・・・大都会の東京から戻ってこういうのを見ちゃうと、手の中から砂がこぼれるように無くしていくもの、それが大切だなあと思うのです。
娘の学校で感じたことは、また後日・・・。