「汚部屋」と書いて「おへや」と読むそうだ。「汚家」と書いて「おうち」と読むんだそうな・・・。
ちょっと目から鱗的なびっくりでした。
このごろのマイブームが「ビンボー家の人々」
身から出た錆で“みさびさん”が、散らかりきった「汚家」を心機一転、きれいにしようとされている日々を公開しているものです。
この「汚家」、初まりの状況はかなり「酷い」ものです。どうしてここまで散らけちゃったの・・(呆然)という感じなのです。みさびさん、若い時にはいろいろこうありたい、こういう風に生活したいという思いがあった人で、その若いころの葛藤の“痕”と向き合いながら、少しずつ「汚家」が片づいていきます。自分の励みのためにと公開されているのですが、その様が時に潔くて、時に優柔不断で、時に目から鱗で、面白い。
家の中を片付ける、整理整頓のブログはいろいろな方がいろいろな方法を紹介していますが、なかなかすとんと胸に落ちるものがありませんでした。みさびさんのこのブログは、こうしたらいいよと紹介しているのではなく、自分の作業の進展を淡々と更新しておられるだけなのですが、私の中で共鳴するものがありました。毎日楽しみにブログを開けます。今日はどこをどうやられたのかな・・・よそんちなんですがね。(笑い)そうやって日々楽しんで、お礼にブログランキングのポチを毎回クリック。あれ、いつのまにかこの分野では断トツのトップです。たくさんの人がみさびさんの頑張りに共感しています。嬉しくなります。
みさびさんは経済的に恵まれているわけでもなく、家族が安定しているわけでもない。
それでも60歳を目の前にして、年をとっていくばかりの自分を考えたときにこのまま「汚家」で行くわけにはいかないと考えた。これってすごくわかる。10年後、私は物を片づけることができないかもしれないという“恐怖”です。いわく“老前整理”だそうです。うむ!
居心地良く老いるために、「断捨離」をする。これは私もそうありたいと思います。
いつぽっくり逝ってもいいように、後に残る子どもたちが始末が大変でないように、そういうことを考えなければならない年になりました。