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1239.言葉のちから

2016年03月23日 12時53分26秒 | Aquaのプライベート
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昨日の続き。
私が6年間温め続けた、大岡信さん著の、「言葉の力」とは何なのか?
これは、私が小学校の時の国語の教科書にあった話です。
小学校の教科書に載っていた話で覚えているのはこれだけです(笑)



美しいピンク色の着物に出会った大岡さん。
この美しいピンクの色は何から取り出したのかと聞くと、
染織家は「桜から染めた」と言いました。
大岡さんは、桜の花びらを煮詰めて染めたと思ったのですが、
実は、桜の花が咲く直前の桜の幹の皮で染めたことを知り
驚くという場面が出てきます。

小学生の時に、この話に出会い、
大岡さんと同じようにとってもびっくりした私。

毎年桜の季節がやってくると、
大抵の小学校では、校庭に咲いている桜の絵を描きますよね。
桜の絵を描くたびにこの話を思い出し、

幼心に
「ほんとかなあ」
と思っていました。
だから忘れずに覚えていたというわけです。






この話を、どのように謝辞でお話ししたかというと、

・・・・・・・・・・・・・・・・・
ざっくり

桜の花びら⇒桜の幹

卒業生⇒先生方のご指導の積み重ねによる子どもたちの成長
・・・・・・・・・・・・・・・・・

としました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人は、表に現れる桜の花の美しさのみを見て、桜をとらえがちだが、
桜は全身でピンクになろうとしている。
木全体の一刻も休むことのない活動の精髄が、
春という時節に桜の花びらという一つの現象になるにすぎない。

同様に、

卒業生が運動会や音楽会で見せてくれた組体操や、合奏合唱だけを見て
素晴らしいと思っていたけれど
実は、表に現れない部分で、先生方の根気のいるご指導があり、
それを受けて、児童が全身で懸命に練習を積み重ねたのだ。
それが運動会という時節に、音楽界という時節に、
あのような美しい花(演技、演奏)となって現れたのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「大岡さんの話がそのことを教えてくました。
 子どもたちに熱心にご指導を下さいました先生方、誠にありがとうございました」


というまとめにしました。


実際の謝辞の文面とは違いますが、
(もう少し簡単な内容・文面にしました)
伝えたかったことはこんな感じです。


私の大好きな桜。


それを子どもたちになぞらえて話ができたことがうれしかったですし、
その気持ちが他の保護者に伝わって、
「感動したよ」「よかったよ」
という感想となって私に戻ってきたのもうれしかったです。

頑張った甲斐がありました。