日々のこと

可もなく不可もなく

『てるてるあした』-加納朋子-

2014-11-02 09:17:12 | 映画DVD&本

前回読んだ『虹の岬・・・』もほのぼのとして良いんだけれども、ちょっと内容が平坦な感じがする
かと言って残酷なミステリーはあまり好きじゃない。
殺されていた!だれが犯人?・・・くらいは良いんだけど、被害者の心理描写まで書かれていると怖い><;


日常でちょっと気付かない事を気付かされる些細なミステリーを書く加納朋子の本を読みたいと思い、図書館で借りてきた『てるてるあした』

照代という名の15歳の少女
突然1人ぼっちの環境に放り出される
15歳の考えること・自分にかけられる言葉の受け取り方や心の動き・自分が発した言葉の相手に与える意味・・・感じやすい年頃の、気持ちの動きがよく書かれている

佐々良という架空の街が舞台(どうやら埼玉県にあるらしい^^;)

照代が居候のような形で一緒に住むことになった70歳代の老女 鈴木久代と、その友人たちなど周囲の人とのかかわりの中で成長していく照代

知ってるよ!やってるよ!わかってるよ!頑張ってるよ・・・・^^;


読み終えてみるとある意味、鈴木久代がもう一人のヒロインのように思えてきた


               

               
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