様々な本を記事に書いている方のblogに紹介されてた本
王子駅は学生の頃住んでた場所に近い
飛鳥山公園はよく散歩など時間があると友人と行った
ただ、路面電車には通学で数回乗ったけど、間もなく廃線になってバス通学になったと記憶しているが、遠い昔の事なので・・・????
路面電車荒川線の周辺の話を書いていて、ワタシとしては自分のテリトリー内の話のような気がして読み進んだ
冒頭に、肩に入れ墨をしている静かな物言いの職人 正吉の話から始まる
銭湯や小さな居酒屋で出会うと親しく話をする仲だが、その居酒屋で正吉の忘れ物を預かる形になる
正吉は忘れ物をしたまま、訪問先へ行ったと思われるがそのまま帰ってこない
というか、正吉が立ち寄りそうなところに現れない
主人公の『私』は競馬の話や、好きな本のあらすじ、借りている部屋の大家さんや、その大家さんの娘の家庭教師をしていたり、仕事は時間給の講師・・・・などの日常を書いている
優しい文章がまるで描いているようで、情景が目に浮かぶ
そしてまず驚いたのは文章が続いて途切れない
7,8行になるほどの長い1文、なかなか結論が出てこないけど、理解しやすくイヤな感じはない
裏表紙の説明に長編小説とあるが、文庫本サイズで長編?と疑ったけど、この文字数は長編に間違いない^^;
堪能したくてまた2回読んだ📖