新聞に書評が載っていて、興味を持った本
作者のウィリアム・カムクワンバ氏は1988年に、タンザニア・ザンビア・モザンビークに囲まれたアフリカの最貧国マラウイに生まれる(南半球)
ワタシは、はじめて知った国
その頃はイギリスからの独立を果たしたバンダ大統領が独裁支配の国だった
まだ未開の国で、病気や困りごとは魔術師の所に行って解決したり、農業はほとんど鍬を使っての人力作業
主にトウモロコシを栽培して主食にし、現金はタバコの葉を栽培して売るか、トウモロコシを市場で売る程度
2001年(13歳)に、異常気象でトウモロコシの収穫が激減し、飢饉の年となった
トウモロコシが一年後の収穫まで、両親と1男4女の7人家族が食べる事に当然間に合うはずがなく、国中で飢えが深刻になる
ウィリアムは初等科を卒業して、中等科に進んだが、授業料は当然払う余裕はなく、学校に通えなくなる
彼はもっと小さい頃から、自転車のライトがなぜ点くのか?ラジオはどんな仕組みなのかと、興味が尽きない子供で、勉強が大好きだった
中等科を中退してからは、NPOが作った図書館に通いつめ、風力発電の写真(巨大な風車が立ち並んでいる写真)に衝撃を受ける
ここで彼は、電気があれば夜が明るくなり、燃料にする木を切る事による森林破壊を止める事ができ、水をくむポンプの動力になればトウモロコシを年2回収穫することによって飢える事が無くなる・・・・・と夢を持つ!
そして14歳で、本だけで独学で風車を作り、家中に灯りをともし、そこから博士に見いだされる事によって夢をかなえて行く@@
すごい事です!!今現在も大活躍のウィリアム・カムクアンバ
ワタシはこの本によってアフリカの現状など、とても知らなかったことが多くあった事に改めて気付き、目からウロコという言葉があるが、まさにそんな感じで興味深い本でした!!