新型ウィルスのため図書館が閉館していて本が滞っていた時、息子の推薦
『文章が読みやすくて、軽いミステリーだから面白いよ』、で読んでみた
大学時代の仲良しグループの女子四人組
4人にまつわる旅行の形などのお話
海外旅行未体験の1人が、4人で集まったフリーマーケットで青いスーツケースを気に入って購入
海外旅行に行きたいなと思いながら夫に反対されたりして実現していない彼女
この青いスーツケースに押されるようにして実行する
そしてとっても楽しんで帰国
残りの3人がそれぞれ、すでに計画している旅行に、たまたま青いスーツケースを借りて出かけることになる
彼女たちの旅行がスーツケースのおかげで、結婚が決まったり交際相手の本性が見えたり、仕事の将来に決断できたり・・・・青いスーツケースのなせる業ではないか?
と、4人の中で、あの青いスーツケースは幸運を呼ぶスーツケースと言われるようになる
スーツケースが作られた工房から持ち主が移っていく過程、そしてその後の青いスーツケースが使われている風景まで、全9話のお話
内容も文体もやさしくて、怖いことにはならずに、ハッピーで終わる
半分は旅行を楽しむことだったり、お土産で満たして帰ることだとか、不用品を入れて宅急便代わりになる等・・・
このテーマで重い文を書く作家さん、例えば最近読んだ宮尾登美子さんとか、が書いたらどんな感じになるんだろう?^^;
解説が大崎梢さん(書店を舞台のミステリーを多く書いている作家)
久しぶりに大崎梢の本も読みたくなった^^