通院 ４０日目

ばるは、カリカリ（ドライフード）を全く食べなくなった。

かかりつけ動物病院の診療システムが変更になって初めての通院。
完全予約制だから、いつも以上に時間に細心の注意を払う。
通院　４０日目。


院長先生が診て下さった。
ばるは検温が大嫌いで、すごくもがく。
その拍子に鼻血が出る。
口頭でいくら説明するよりはるかに早い。目の前に提示できる現実。

体重　減。食餌量が激減しているのだから無理もない。
それでも猫缶はなんとか食べてくれる。

上顎に一部、腫瘍の進行が見られるとのこと。
カリカリを食べなくなった一因ではあるだろうと。


ばるは鼻血が出ると、一生懸命顔を擦ってきれいにしようと試みる。
それで顔の右半分と右手が血で真っ赤になってしまうのだけれども。
出血頻度が高くなってきているので、
余計な外傷を防ぐために手の爪を切ってもらう。
ばるはこれも大嫌い。


ばるが相方と一緒に先に帰路についたあと、院長先生が

「時間の経過と病気の重さから考えても、ばるちゃん、本当にすごくきれいです。
　変な言い方になってしまいますが、こういう病気で一番大切なのが
　『きれい』でいさせることなんです。
　それがペットさんに最も負担にならないことなんです。
　坂東さんは完全にクリアしてらっしゃいます。
　本当によくやってらっしゃるなと思います。」　　　　　　　　と。

泣けた。不覚。


次回は4/14(土)9:00に予約。