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バンドウユミ  Private Blog
  ALBA所属 ひよっこナレーター の 上々↑↑ライフ

『「ポール・ニックレン写真展「Remote Regions-辺境の生命-」 高砂淳二写真展「ASTRA」』

2014-06-12 07:44:22 | Go!Go! わたし ~鑑賞編~
久々、新宿はコニカミノルタプラザ。
あいにくの悪天候。新宿駅の地下通路からビルへ、そしてエレベーターへ。

まずはギャラリーA。
 『 コニカミノルタプラザ特別企画展「ポール・ニックレン写真展「Remote Regions-辺境の生命-」

ポール・ニックレン
初めて名前を目にしたのは、確かナショナルジオグラフィックだったかな。
そんな記憶と共にギャラリーへ入る。
目に飛び込んできたのは、辺境の地の生物。
極寒の地で躍動する「生命」。

空を飛ぶコウテイペンギン。
ペンギンの雛を嬲り殺す、笑っているようなヒョウアザラシ。
森の精霊と呼ばれる「スピリット・ベア」。

私の現実とは遠くかけ離れた「残酷で美しい世界」。
でもこの世界は破壊されつつある。人間の手によって。
例えば地球温暖化でその面積を確実に減らしている、極寒の地の氷。
これが失われれば、それは一つの生態系全体の喪失と同義だと氏は訴える。

「発展途上だから(え?←どことは言わない)」とか「便利だから」とか、利益ばかり追求してる場合じゃもうない。
第一、殆どの 文明社会に暮らす人間 は、氏の写真に写しだされる美しい世界では、
生きていくことすら難しいのだから。


続いてギャラリーB&C。
『 コニカミノルタ特別企画展「高砂淳二 写真展「ASTRA」 』



ASTRA は「魂」の意味。
STAR の語源でもある言葉。

で、はたと思い出す。ウルトラマンレオの生き別れの弟の名前って、アストラだよね。
でも名前に一貫性がない・・・まさかアス【トラ】だってわけじゃーなかろうな??
と思って帰宅後調べたら、この名前って当時の公募なのね・・・いやいや、まだ安心できん←何故

それはさておき。

まるでプラネタリウムを切り取ったかのような展示空間。
塩湖に映る全方位の星空。
ギアナ高地のエンジェルフォール。
ハワイの満天の星・火山の溶岩とのコラボレーション。

表すならば「神秘」。

想像するしかできない、遠い世界の美。
静寂。
一時日常から切り離されて揺蕩う。



両展示とも、ものすごく癒されました・・・。