ゆ ず 茶 庵 Blog

バンドウユミ  Private Blog
  ALBA所属 ひよっこナレーター の 上々↑↑ライフ

『神様の言うとおり』

2014-12-03 07:18:00 | Go!Go! わたし ~鑑賞編~
映画の日、耐久鑑賞ツアー(勝手に名称つけてる)2本目。
吉祥寺に戻る。
が、ここ映画の日なのに1100円。なんで統一価格じゃないのだろう。解せぬ。
でも某シネコンは夫婦50割も2600円だしなぁ。
こういうのってそれぞれに任されてるのかしら。

 『 神さまの言うとおり 』

コピーの「ダルマさんが殺した。」があまりにキャッチー。
これ、コミック原作あるのですね。
ただ私、この類のいわゆる【サバイバル・シチュエーション・ホラー】の原作があんまり得意ではありませぬ。
食わず嫌いともいうのですが。
そういや「バトル・ロワイヤル」も未見。いかん。

退屈な日常をただ怠惰に送っていた高校生が、いきなり命を懸けたゲームに放り込まれるという。
遊びと言ったらまずゲーム(実際作中にも「バイオ・ハザード」が出てきます)の世代を捕まえて
あのレトロな遊びを説明もなくスタートするのも、とにもかくにも不条理。

でも、ふと考えてみる。
この世って元来不条理なものじゃなかったか?
だって誰も説明してくれない。できない。
自分がなぜここにいるのかを。

その直線上に在る「逃げられない」シチュエーション。
あまりに荒唐無稽ではあるけれども、作中ではこれが運命。

漫画原作とおそらくは史上まれにみる相性の良さであると思う、
主人公・高畑 瞬を演じる 福士蒼汰くん。
こういうのってほんっと違和感ない。
そうでなくてもイメージを投影しやすいというか、具現化に近い感覚かもしれないなとも思う。
個人的にも「えー」って思ったの、「図書館戦争」の手塚光くらいだし。
(柴崎麻子役の栗山千明さんとのバランスって面においてのみ、ね。私は図書戦クラスタなもので。)

神木隆之介くん演じる 天谷 武、見事なサイコパスっぷりでした。
「るろ剣」の瀬田宗次郎と、同一ライン・逆サイドって感じ?
大人になったなぁ・・・(シミジミ




ただ、ですね。
最後にマトリョシカが出てくるんですけれどもね。
私、これ大っ嫌いなんですね。
というより、怖い。なんでなんでしょうね。昔からなんですけど。
ダルマもコケシもまー平気なんですけれども、マトリョシカは全然ダメで。
こいつらが出てきたときに座席をずり落ちそうになりました。
おかげでもー何が何だか。

そのせいもあってか、最終的に一番気になったのは
途中生き残った男の子の「コケシ」のアクセントだったり。
ねーねーなんで≪コ≫に力点?? ← 職業病



R15指定作品です。
もしそれより制限年齢上に設定してあったら、例えば冒頭のとかはもっと凄惨なシーンになったのかなぁ。
でもそれでも「それ以外に見えない」アレは、果たしてクッションの役割を果たしているのかどうか。
・・・「バトル・ロワイヤル」は年齢制限どーだったかと、ふと思ったりもした。


※2014.12.1 14:30 鑑賞