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2Dならどれでも1本無料。
なので。
『 杉原千畝 スギハラチウネ 』
私は国語(現国・古文)と日本史が大好きな学生時代を過ごした。
ヒマさえあれば図書室・図書館に入り浸ってた。
特に高三、推薦で進学を早々に決めて以降は「棚の端から端まで」を実践してた。
小学生のころからそんな風に知識と活字に溺れてたにも関わらず、その存在自体を知ることがかなり遅れた人物が
杉原千畝その人だった。
確かに、千畝 を チウネ とは読みにくかったろうなぁとは思う。
政治的思惑もあって自ら センポ と偽名を名乗ったがために、外務省に問い合わせても長らく該当者なしだった側面もあるという。
さて、映画。
とにかく唐沢寿明さんがすごい。
てかほぼ全編に渡って日本語で芝居をして「いない」という。してるシーンもあるけども。
外交官の役どころだから必然的にそうなるんだろうけど。
個人的には杉原夫人の演技がビミョー。
これは演者である小雪さんの問題ではなく、おそらく演出。
この時代背景で、あの当時の日本で、それやると色々アレじゃないっかなー的なことが多々あり。
でもま、映画なので。
小日向文世さん演じる駐ドイツ日本大使・大島浩との最後の会話のシーンの、激昂した杉原の台詞は
そのまま当時の日本の世情に突き刺さる。
諜報の天才であった杉原には「予測」ではなく「確信」として見通せた近未来。
そこに見えた危うさは、残念ながら消えることなく現代日本にも存在する。
杉原は国の命令を無視し、ユダヤ人を国外に逃がすために限られた時間の中でビザを発給し続ける。
ただ、杉原だけでなく、その先々でそのバトンを受け取り、繋いだ存在があることを、
意外な程に私たちは知らない。
その一人、ウラジオストク総領事代理・根井三郎(二階堂智)も、少しではあるけれども描かれている。
「人のお世話にならぬよう、人のお世話をするよう、そして、報いを求めぬよう」
劇中何度か登場する、ハルビン学院のモットー『自治三訣』。
重く、そして響く。
私のすぐ隣の席に座ったおじーちゃん。
遅れてきたうえに予告編の文字を小さいけれど声に出して読むので「困ったな」と思ってたのですが。
1時間も保たずに退席されました。
どーも邦画でほぼ全編字幕という状態に着いていけなかったようです・・・。
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小学生のころからそんな風に知識と活字に溺れてたにも関わらず、その存在自体を知ることがかなり遅れた人物が
杉原千畝その人だった。
確かに、千畝 を チウネ とは読みにくかったろうなぁとは思う。
政治的思惑もあって自ら センポ と偽名を名乗ったがために、外務省に問い合わせても長らく該当者なしだった側面もあるという。
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とにかく唐沢寿明さんがすごい。
てかほぼ全編に渡って日本語で芝居をして「いない」という。してるシーンもあるけども。
外交官の役どころだから必然的にそうなるんだろうけど。
個人的には杉原夫人の演技がビミョー。
これは演者である小雪さんの問題ではなく、おそらく演出。
この時代背景で、あの当時の日本で、それやると色々アレじゃないっかなー的なことが多々あり。
でもま、映画なので。
小日向文世さん演じる駐ドイツ日本大使・大島浩との最後の会話のシーンの、激昂した杉原の台詞は
そのまま当時の日本の世情に突き刺さる。
諜報の天才であった杉原には「予測」ではなく「確信」として見通せた近未来。
そこに見えた危うさは、残念ながら消えることなく現代日本にも存在する。
杉原は国の命令を無視し、ユダヤ人を国外に逃がすために限られた時間の中でビザを発給し続ける。
ただ、杉原だけでなく、その先々でそのバトンを受け取り、繋いだ存在があることを、
意外な程に私たちは知らない。
その一人、ウラジオストク総領事代理・根井三郎(二階堂智)も、少しではあるけれども描かれている。
「人のお世話にならぬよう、人のお世話をするよう、そして、報いを求めぬよう」
劇中何度か登場する、ハルビン学院のモットー『自治三訣』。
重く、そして響く。
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どーも邦画でほぼ全編字幕という状態に着いていけなかったようです・・・。