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覚書『 山姥切国広展 ー名匠の軌跡、名刀の誕生ー 』

2025-02-13 08:18:15 | Go!Go! わたし ~鑑賞編~
現在足利市立美術館さんにて開催中(2/8~3/23・事前予約制)。


2/7から2泊3日、足利に行ってまして。
2/7の内覧会、2/8招待枠、と。
最初はこの予定だったのですが、行きの特急の中で予約サイトを確認したところ、
2/9の16時の枠にチケットが出てることに気づき大慌てで押さえました。
よって3日間とも、鑑賞させていただけました!
ちなみに2/9のは唯一出たキャンセルだったらしく、即完売表示に変わりました。

館内は全て撮影禁止(パネル展示コーナー除く)となっているのでご注意


新刀の祖、堀川国広の打った最高傑作「山姥切国広」。
この刀を観るために遠征することを覚えました。2017年のことです。
今回の足利での展示は3度目。

この刀の本科(元)は「本作長義」、こちらは2018年の「京のかたな」展で観て以来。

今展はこの二振、本科と写しが、階段を上がって左・第3展示室にて横並びのケースで展示されています。
……圧巻です。
長義は鋒に向かうにつれて仄暗く圧を見せるのに対し、国広は光る。
もちろん鋼の違いもあるでしょうが、本科と写しでありながら本質的にこの二振は全く異なる。
似せていて、そして似ていない。
各々の刀工の力量の凄まじさもさることながら、特に堀川国広の覚悟の決まり方の凄さときたら!
刃文については二振の押形を重ねての展示があるので、それを見るとより分かりやすいかも。
単なる写し物ではないというのがはっきりと見て取れます。
特筆すべきはライティングの妙!
全力で感謝と感動を叫びたい!!


右の第2展示室には堀川の刀が勢揃い。
その量たるや凄まじく、天正から慶長へと流れる作刀の系譜、特徴がわかるようになっています。
その最後にあるのが「刀 銘 阿波守藤原在吉 慶長二年九月吉日 」。
刀ステの「外伝 此の夜らの小田原」を知ってる人はわかるはず。

そしてここには山姥切国広の拵が展示されてます。
梅花皮鮫鞘肥後打刀拵。とんでもなく状態が良く、そして雅。
所有者さま方が如何に大切にしてこられたかがよくわかります。
図録に掲載されてないのでお見逃しのないよう。


階下、エントランスロビー階の第1展示室の手前、映像コーナーには絶対に立ち寄った方がいいです。
お薦め。


更に階下、今展唯一の写真撮影可コーナー。

 この並びは展示準拠。

 
CF特典で今展の図録を頂いてたのですが、
今展と前展の図録を同時購入するともらえるポスターとクリアファイルが欲しくて追加購入。
ちなみに「武と美」(前回の展覧会)の図録はこれが4冊目。
ポスターを無事に持って帰れるかが心配だったんですけど、がんばりました!

 スタッフジャンパー撮らせてくれたおにいさん、感謝!


鑑賞は60分制(ただしパネル展示コーナーとミュージアムショップは含まず)で、総入れ替えスタイル
前回も時間制限アリでしたがガン無視して2時間いた人とかいたみたいですけど、今回はアナウンス付きなので絶対無理です。


会期中にあと4回観に行きますいぇーい(笑)。



余談。
キャンセル枠を運良くキャッチできた2/9分。
これ実は1/12正午から開始された空き枠先着でチャレンジ予定してた時間帯枠でした。
我が家の回線はちょいちょい繋がらなくなることがあるのですが、この直前がまさにそれにぶつかりまして。
回復した時には既に完売で、泣く泣く諦めるしかなかったんです。

神様っているんだ…。

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