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  ALBA所属 ひよっこナレーター の 上々↑↑ライフ

『 水墨の風 -長谷川等伯と雪舟 』

2017-07-03 07:25:45 | Go!Go! わたし ~鑑賞編~
帝劇の隣にあることは知ってた。知ってたけど入ったことはなかった。いざ出光美術館

 『 水墨の風 -長谷川等伯と雪舟 』

出品リスト(PDF)

あいにくの悪天候だったのだけれども、展示会場内はかなりの人出。
年齢層高めなのは、それはまぁ、うん。

水墨画は中国伝来の絵画表現。
日本で独自の表現美として成り立ちを見せたのは室町時代に入ってからだそう。
黎明期に中国で学び、突出した才能を発揮した雪舟。
それを「日本の」芸術として完成させた等伯。
そして近世の狩野派、文人画へ。

それは水墨画で学ぶ日本史そのもの。

濃淡と強弱の美。
ほぼ単色のそれに圧倒的な奥行。
幽玄と力強さが同じ次元に存在するというのは。いつ、どの作品を見ても。
中国伝来の水墨画が、日本人の感性を経て時代を超える。
吾も彼も日本人也。


個人的には等伯の「四季柳図屏風」。
展示の前で、完全に足が止まりました。


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