私個人としては完璧ノーマーク・ノーチェックのこの舞台。
ひょんなことからチケットをお譲り頂いて観に行って参りましたでござるよ。
クボ友・Tさん、感謝です♪
場所は渋谷ヒカリエ11F【
シアターオーブ】・・・実はヒカリエも初めて。
『 ロックオペラ モーツァルト 』
2/16(土)マチネ。
急行エレベーターでほどなく到着したシアターは、もーぉとっても綺麗!
風の強い昼間なので、雲が吹き飛ばされて青空に浮かぶ感覚。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト と アントニオ・サリエリ。
この2人を 山本耕史さんと中川晃教さんが
交互配役。
私が観た回はヴォルフガング=中川さん・サリエリ=山本さんの
ルージュバージョン。
やーほんっと「不勉強でごめんなさい」が第一の感想。
女性中心に埋め尽くされた客席。
山本耕史さんはさすがに存じ上げていたのですが、中川さん!この人の歌、聴いたことありますね、確かに!
そっかーこっち来てたのかぁ。ふむふむ。
私、一応お芝居の世界に足を突っ込むと同時に、観劇のキャリアもまぁそこそこなのですが。
ミュージカルはそんなに数見てるわけじゃないです。
主要キャストの方々はすごいのですけれど、アンサンブルがどうも得意じゃない、と言うか。
でも今回舞台を観て愕然としました。
ボトムがものンすごく上がってる!!!
アンサンブルまでがっつり見ごたえあるのって、すごいです。
コンスタンツェ・ウェーバー役の秋元才加さん。
ご存知AKB48のメンバーさんですが、この人、ミュージカル絶対イケると思います。
まだ若い方なので伸び代も豊富だと思うし、マルシアさんの路線に入ることができるんじゃないでしょうか。
ナンネール・モーツァルト役の菊池美香さん、アロイジア・ウェーバー役のAKANE LIVさん。
抜群の安定感で、聴いてて心地よかったです。
歌姫(カヴァリエリ)役の北原瑠美さん。
衣装はほとんどドラァグ・クイーンなんですが、すごい声。すごい歌。
個人的にはサリエリのソロに必ず出てくる【シャドウ】のお二人のダンスが、めっちゃキレてて好みでした。
あと、これも個人的な好みなんですが。
モーツァルトの父・レオポルド役の高橋ジョージさんが・・・うーーーーーん・・・。
なんかちょっと・・・空気が違うかな・・・。個人的な好みで申し訳ないのですけれどもホント。
良かったですよ。良かったんですけども。
モーツァルトとサリエリ。
神童っぷりと曲が後世に残った前者と、そのライバルとして名が残った後者。
でもそういえばモーツァルトの晩年がどうだったのか、私は詳しくは知りませんでした。
サリエリは彼と立場をほぼ同じくしながら、彼の作品を、全く知りません。
とはいえ彼ら二人にまつわるエピソードは、基本的にすべてが後付のもので、事実はどうだったのか。
それを知る人は誰一人として存在しません。
だからこそ人の想像力を掻き立て、時として善き者に、時として悪しき者に描かれる。
・・・私はこれでいいのだと思います。
心を癒すとされるアマデウスの調べ「だけ」が、正しく残る現代では。