豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

雪は断熱材の役割も…七飯町~函館市~北斗市

2012-02-04 17:10:00 | ファース本部
昨日の函館での全国大会は、天候に恵まれたものの北国や日本海側では連日の寒波です。
日本海側では大雪でまだまだ大混乱の様相です。
様々な不便をかける大雪ですが山に降る雪は、大切な水資源となります。

雪の少ない年の農作物が不作になると云うのは、迷信でない理由がありそうです。
北海道の家には、ルーフフラット方式と云われる微かな傾斜の屋根が多く存在します。
北海道の雪は、気温が低いためにパウダー状になっており、風で吹き飛ばす仕組みです。

降雪量の多い地域では、スノーダクト方式と云っ、家の屋根中央に溝を作り、両面からこの溝に傾斜をつけておきます。家を外から見ると真っ平に見えます。
この屋根に降った雪は、溝の下部が天井断熱材から僅かに漏れた熱で温まり、溝の上がドーム状のトンネルとなります。つまり、雪が断熱材の役割を果たしている事になります。

その昔の初冬には、地面を30センチほど掘って、地べたに藁を敷き、その上に、ジャガ芋や白菜、キャベツなどを山盛りに積み、その上から藁を被せて土で覆います。
覆った土がカチカチに凍って、その上に雪が降り積もります。
この時期なると食料が不足する事から、雪を掻き分けて、凍った土に穴をあけて野菜を取り出します。埋めた時と同じ新鮮な野菜を。

自然の営み、自然の恵み、自然の猛威…自然には人の力などは到底およばない。
自然と共生する人の営みこそ、今後の在り方になりそうです。

さて写真は、本州の方をご案内して大沼公園に造られた「雪の家」の「かまくら」の中に入ってみました。
外は-4℃でしたが内部は人体発生熱で+6℃、雪が断熱材に。
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