豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

言った言わない論争の結末…北斗市

2012-02-28 17:47:35 | ファース本部
家庭裁判所調停室で行う調停業務の中では、事件当事者が相互に「こう言った」「言ったことはない」「聴いていない」などの意見が主張されます。
調停は個別に調停室に入って戴き、我々調停員しか聴いている人はおりません。
私達調停委員は当初、ひたすら聞役に徹します。

結論から言って「言った、言わない」の論争で、得るものは全くありません。
これを当事者同士が行ったら、まさに大喧嘩になり、失うもの方が大なのです。
これは、夫婦間調整に関する調停だけでなく、普段の仕事上でも多々あり得ることです。

「あなたにこう言った」と云い切った時点で責任回避なのです。
「言っていない」と云い切ったところで責任回避。
「聴いていない」と云い切ったところでも責任回避。
「問題の所在は全てあなたです」と云い合うところに建設的な合意点などありません。

「言いました」「メールしました」「書類を出しておきました」「電話しました」などと言い切る場合が多くあります。しかし「言ったと」言う事だけで「意思が伝わった」と云う事ではありません。「相手が理解」して始めて「言ったこと」が成立することなのでしょう。

相手が理解していないのに「言った」と云い切る人は、責任感のない解決能力に乏しい人。
これは先日、飛行機の機内で読んだビジネス読本のコラムに書いていました。
私自身も言った言わないで論争した事が多々あり、赤面の至りです。

弊社には業務報告書と云うルールがあり、ハウジング事業部や全国にいるスタッフ全員に、何時何処で何をどうしてどうなったかを報告するルールがあります。
これを有効活用しないスタッフがいたとしたら、全員で促す仕組みが必要なのかも…

さて、今日は陽射しの強い一日でしたが外気温は-2℃です。
写真は執務室から撮った通学路ですが、女子中学生が迎えの車をじっと待っています。
ちゃんと連絡は取れたのかな。言った言わないの無かったことを念じます。

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