豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

いぶし銀のような人…函館市~北斗市

2013-11-07 18:14:46 | ファース本部
いぶし銀とは、銀が酸化して表面が変色、重厚感がある独特の風合いを云うのでしょうか。
その表面を磨く事で本来の銀の煌びやかな艶と異なる独特の風合いを見せるものです。
この磨いた「いぶし銀」に同じものが二つと出来る事は絶対にないのだと云います。

ゴールド(金)は、ほとんど酸化しませんから変色も致しません。
したがって磨き上げてもあまり遜色がないのでしょう。
モノとしての価値はゴールドの方が高いのですが、装飾品としての面白さは銀(シルバー)の方が圧倒していると云えそうです。

昔の茅葺屋根の家屋は、いろりで焚いた薪の煙で燻され、さらに空雑巾で拭かれて真っ黒に黒光りしているのを目にする事があります。
茅葺屋根の萱も、柱や梁などの木材も煙に燻されると、除菌され、アリやネズミも追い出され、人の住むにはとても良好な状態となります。
保存食のように燻製状態になる訳ですから、家の耐久性が抜群に伸びる事になります。

昨今は、建材やトタン板、塗料などにも艶消しのものが多く作られています。
ツルツル、ピカピカでなく、しっとりと落ち着いた風合いが好まれるのでしょう。
朴訥で派手さが無くとも、実直で真面目な人の事を「いぶし銀」のような人と称します。

煌びやかな華やかさに欠けるものの、万人からほんのりと好かれる人柄も「いぶし銀」のような人と云えるのかも知れません。そのような仲間の工務店に社長を多く知っています。
自分も出来れば「いぶし銀」のような人物と言われるようになりたいものです。

さて、今日の午後は家庭裁判所で調停業務でしたが、帰路についた際に猛烈な雷雨に見舞われました。
会社に着くと隣の中学校への迎えの車が数珠つなぎに(写真)…
明日から急激に冷え込んでくるようですが、日毎に生徒迎えの車が多くなりそうです。

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