豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

日々進化する住宅システム・・・札幌市内

2014-05-14 21:24:29 | ファース本部
家づくりと言う仕事は、何とも底深い仕事である。
昔は雨、風、露を防ぎ、他人の侵入を防げればおおよその役割を果たしたのでしょう。
安普請の家を造るときは「雨風を凌げればよい」と言われたものです。

昔の家は、家を暖房する、冷房するなどの概念がありませんでした。
寒い真冬は、囲炉裏端に家族が集まり、焚き火の炎を浴びて暖をとり、真夏には家中を開け放ち、通気を善くして過ごしたのでしょう。

戦後復興期には、この家づくりが住宅産業として日本経済の基幹産業に変貌して行きます。
1棟の家を造るためには、基礎、大工、左官、屋根、窓、建具、設備など数十種以上もの業種が関わります。
大きな経済波及効果を促すことになります。

住宅産業も競争原理が働き出します。見た目の良い、売り易い家が注目されます。
数十年前から新建材が使用されるようになり、挙って斬新なデザインの住宅が建築されるようになりました。
一方では、囲炉裏を囲んで暮らした時の100年以上の高寿命の家が30年ほどで叩き壊される時代になります。

それは、昔のように囲炉裏端に集まるような家族の生活習慣も変わり、冷暖房が行き届いた家づくりが普通になってきました。
新建材を使用して家づくりを行ない、冷暖房を行うと家のあちこちに様々な事象が起きるようになります。

快適な居住空間を構築するには、見た目の良さだけではなく、自然な暖かさ、自然な涼しさを安価な冷暖房費で保持され、更には家の寿命を100年単位まで延ばすことが必要です。
様々な行政指導を受け容れつつも、独自の技術開発で住む人に真の幸せをもたらす家づくりを行なわなければなりません。

今日はそのための勉強会を行ないましたが、今日の札幌会場を皮切りに、今月末まで東北、関東、関西、中国、九州と研修会を組んでいます。写真はファース本部研究開発室の4月から室長に昇格した村上一人の「次世代新省エネ基準が規制へ」プレゼンテーションです。
この後、当方から1時間の統括講話を行ないました。
受講した皆さんは、きっとススキノででも…


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