豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

北海道新幹線の「新函館北斗駅」の駅名が決まるまで…北斗市

2014-09-02 17:49:51 | ファース本部
北海道新幹線の新駅名は、新函館北斗駅と決まるまで喧々諤々の遣り取りがありました。
函館市と新駅立地市の北斗市は、函館市が「新函館駅」を、北斗市が「北斗函館駅」と主張をし合い、なかなか折り合いが付かなかったのです。(写真は工事中の新函館北斗駅)

全国新幹線整備法によると北海道新幹線の当初の区間は青森市~札幌市間でしたが、昭和48年11月運輸省告示により、更に北の旭川までと変更されていました。
つまりは青森、函館、札幌を経由して旭川まで貫通させることを法律で決めています。
その北海道新幹線を出来るだけ早期に実現させようと、函館市が中心となって様々な誘致活動を行ってきました。

いよいよ北海道新幹線開通の見込みが付いた時期に新駅名の問題が湧き出てきたのです。
「新函館駅」に異論を唱えたのは、北斗市です。
新駅は函館市に操車場や線路敷地の一切が含んでおりません。その殆どは北斗市に含まれております。
それだけではなく新幹線開通後の在来線活用の負担額が北斗市に大きく圧し掛かります。

そもそも「北斗市」は数年前に新駅が出来る旧大野町と隣接する旧上磯町とが合併して出来た新しい市名です。
函館市側としては、その降って湧いたような新しい北斗市名を駅名に入れることに激しく反発する事態となりました。
上記のように両市の言い分は、それぞれに相応の理由があるわけです。

新幹線駅名決定権は、北海道JRであり、函館、北斗両市は主張を述べ合うだけなのです。
ともあれ、函館市が主張していた新函館に北斗を加えた「新函館北斗駅」に決まりました。
双方の折衷案を採用した形になりましたが、あの駅名論争は何を意味していたのか…
はやり市民感情を背中に背負っている政治家の宿命なのかも知れません。

新駅名が決まった後の両市は、互いに次の課題解決へと駒を進めており、決着がつけば後を引かない寛容性も持ち合わせているようです。
明日は安倍総理が内閣改造を行うようですが、どのような人事であっても後を引かない政治を行ってもらいたいものです。
さて、私達経営者は人事面の対応策に頭を悩めますが、特に役職や転勤辞令などは特に…

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