今日の午後は、韓国大統領府の青瓦台の向かいにある、韓国歴代大統領広報展示館を見学する機会がありました。写真はその展示館前のモニュメントです。
韓国大統領には、とても切ない歴史が刻まれています。
建国の父と言われた初代大統領の李承晩氏は、退陣デモで辞任し、ハワイに亡命しました。
朴槿恵前大統領のお父様、朴正熙氏は側近に暗殺されると云う悲劇に見舞われます。
軍事クーデターで政権をとった全斗煥氏はのちに死刑判決(後で恩赦釈放)を受けます。
民主化後に選挙で当選した盧泰愚氏は、不正蓄財で逮捕(後に恩赦)されます。
無事に乗り切ったと見られた金泳三氏も身内の不正蓄財を問われています。
しかし大統領の末路は悲しい結果でも、人生の末路もそうだとは限りません。
不正蓄財で懲役刑の全斗煥や盧泰愚は恩赦により釈放され、ソウル市内で平穏に暮らしているそうです。
また元実業家であった李明博氏は、ソウル市内の豪邸で悠々自適な暮らしをエンジョイしているとも云われます。
一期五年間に権力や利権が集中する韓国大統領制度の在り方を問う学者も多いようです。
韓国政府は、大財閥でも整理する権力を持っており、然るに大統領と企業経営者が少しでも良い関係を整えようとすることで癒着構造になるのかも知れません。
我国日本と韓国は民間交流が極めて活発で、私も釜山のコンデンサー企業と技術交流をしております。
新大統領となった文在寅氏は、北朝鮮との緊張関係を解いて、我国日本との政府間でも友好関係を構築して貰いたいものです。
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