我国の優れた技術力は、諸外国とくに発展途上国の人々には脅威にみえるそうです。
先般は、那須塩原駅で新幹線望み号が、時速300㎞で通り過ぎる様を見た外国人のリアクションを見ているこちらの方が驚きました。
中華人民共和国(中国)にも日本の新幹線を模倣した高速列車が使用されておりますが、ハードは模倣出来ても、運営ノウハウや携わる人々の気遣いなどのソフトは模倣できません。
我国のような資本主義社会は、投資と還元で成り立つ仕組みです。
我国は優れた技術力で、高品質の製品を造り出し、その輸出して成り立って来ました。
やがて模倣した海外から安価製品が入って、価格競争に陥って参ります。
我国日本の高い人件費、高い法人税、高い電力料金では、価格競争に勝てないため、次々にそれらの安価な中国に投資して工場を建設しました。
その世界の工場と云われた中国は、人件費が高騰し始め、そのためフィリピン、ベトナム、インドネシアなどへ工場を移し、とにかくコスト競争に勝つための戦略を練りながら高品質のモノづくりを行っております。
私達地域工務店は、地域に溶け込む事の出来る優位性であります。
この部分は、ハウスメーカーには負けない武器を持っていると云えます。
その武器を活用するには、ハウスメーカーに負けない知識や情報を持つ必要があります。
私達のような地域工務店経営者は、弛まぬイノベーションを行い、確たる自信をつけ、その分だけ「謙虚さ」を有する事のようです。
自信と謙虚さは、表裏一体であるべきなのでしょう。
時速300㎞で走り抜ける新幹線の技術力を持つ日本ですが、それを自慢し勝ち誇るような技術者など一人としておりません。
常に謙虚さを貫き通すことが無事故記録を続ける秘訣なのかも知れません。
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