日本の人口寿命は世界一と云われますが、健康で長生きしている訳ではないようです。
日本の高寿命は、若い人が働いて支払う血税で多くの医療費で支えられています。
私達は、如何にして健康寿命(自立しての社会活動を継続)を延ばすかを研究しています。
その中では、住まい環境がとても重要であり、家屋内が暖かくて温度差の少ない家ほど、疾患率が低下している事を研究機関でも多くのエビダンスを持っております。
政府も積極的に住宅の断熱化を進めています。
これは、省エネによる経済効果より、医療費削減効果の方がはるかに大きいようです。
加えて首都大学東京名誉教授の星旦二先生は、お化粧してお出掛けするのを薦めています。
お洒落をすると見た目を良くする効果よりも、その気持ちを持つことが重要との事です。
また男性は好奇心を失わない事が若さを保持するうえで大切だと云います。
人から尊敬され、感謝される行いが自然に出来るようになれば、若さが更に蘇るそうです。
他人から愛され、尊敬されるには、人間力が試されます。
人間力とは、ヒトとして生きていくための総合的な力量のことを云います。
創造力、理論思考などの知的能力要素が高いこと。
コミュニケーションスキルやリーダーシップ、他人を敬い尊重できる対人関係が高いこと。
何事を行うにも意欲があり、忍耐力が強いことなどがあげられます。
苦境に瀕し悩みを抱えている子供と向き合うときは、先ずは子供との目線を同じくすることが重要だといいます。これは子供だけでなく、苦悩するヒトと向き合う時も自分を、同じ状況にしなければ心を開いてくれないものです。
誰からも畏敬の念を持たれて生きることは、もっとも幸せな人生と云えそうです。
私達は、そのような人生を送るために日々葛藤しているのでしょうか。
そして葛藤しながらも楽しく笑顔で健康寿命を延ばす事できれば幸いです。
写真はファース本部主催の全国大会で星旦二先生にご講演を頂いた時に撮りました。
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