住宅の断熱性能は、断熱材の厚さをその熱伝導率で割った数値の逆数で熱貫流率(逃げる熱量)を計算しております。
例えば熱伝導率0.04のグラスウールを100㎜充填すると0.1m÷0.04=2.5が熱抵抗値、その逆数1÷2.5=0.4が逃げる熱量になります。
断熱性能の説明責任の義務化が施行されますが、それもこの計算をもとにして断熱性能の証明を行うことになります。
そのグラスウール100mmが壁の中に均等で正確に充填されていることが前提なのです。
100㎜の断熱材が100㎜の性能を発揮することの出来る要件を満たさなければなりません。
私がウレタンのスプレー発泡断熱工法を開発したのは34年前になります。
可燃性のウレタン現場発泡断熱は、誰もが相手にしてくれませんでした。
難燃性を高め万一、壁内に火炎が入ったら酸欠を促し、燃え広がらないような「ファイヤーストッパー」を(特許化)開発しました。
また、断熱性能を担保出来る仕組みがもっとも大切な要件でした。
今日は、ファース工法用専用ウレタン断熱を責任施工になう倉敷紡績(クラボウ)の関連会社でクラボウ関西化成さまを訪問し、意見交換を行ってきました。
写真は代表取締役の松本幸也さま(中)とファース担当者の西脇広次さんです。
省エネ住宅の普及促進の潮流で、年々とファース工法の家の建築数が増えています。
ファースの家はオール電化なのですが、20年前と冷暖房費用の電力使用量が変わっていないのが、それを証明しているようです。
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