高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

滋賀 大中の恵み、もてなし

2007-08-07 | 生産者訪問

 2年ぶりの滋賀県大中です。今回も夏の恒例となったビオマーケットさんの生産者見学会に参加しました。Dscn2982  前回は長男と参加しました。とうもろこし好きの長男は大喜びしてました。そして、今回は次男と参加です。まだ3歳だし、特別トウモロコシ好きでない彼は、配られた有機果汁100%のジュースがかなりお気に入りのようで、密かに4本も飲んでいました。。

 大中の皆さん、私のことを覚えていてくれて、なんか旧友に久しぶりに会ったような気がしました。

 前回訪れた時はピーターコーンだったのですが、今回栽培されていたもろこしは「みらい」でした。これも時代のニーズなのでしょうか??

 しかし、生食に向いた品種のみらいですが、もぎたては恐ろしいほど美味い。。。。たぶん、今まで食べた中で一番瑞瑞しくて、甘くて、美味かった。。。そして、後で開催されたBBQで食べた茹でたもろこしは さらに甘くて、一本分食べると口の中があまあまになるくらい。とうもろこしって、ここまで甘くなるものなのですね。 もろこしは畑の肥え食い、と言われるのですが、これだけ味が濃いのも大中の肥沃な大地に力なのでしょうね。

 残念ながら実際に食べる事は出来ませんでしたが、間引きのベビーコーンや幹もサトウキビのように甘い甘いらしいです。こうやって普段は捨てられたり、注目されることのないところを食べてもらえたら、もっと消費者も野菜に興味津々になるのではないでしょうか。

Dscn2987  あと、はみ瓜という珍しい果物もご馳走に。 今年は梅雨の後も天候不順が続いて、大中名物のスイカは 大打撃を受けたそうです。今期のスイカの収穫はほとんど無く、当然収入もない。そんな中で、見学者の方にスイカを振舞う農家さんの素朴なもてなしに、ほんとうに涙が出そうになりました。これ以上のもてなしがあるのだろうかと・・。 大中の皆さん、ビオのスタッフの皆さん、本当に有難うございます!!

 大中の生産者さんからの素敵なメッセージです。今の私の目標は「生産者の方から一番信頼してもらえる料理人になること。」なのですが、更に食べてもらう方に「作り手の情熱を感じてもらえる料理をつくる。」料理人を目指したいと強く思いました。また、エネルギーもらいました。

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