読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

容姿の時代

2010年08月14日 21時17分17秒 | ■読む
酒井順子著、幻冬舎刊 久々に金脈を発見した気がします。著者の酒井さんが、かの「負け犬」の作家であるとは露知らず手にした本が、本書でした。容姿にまつわる19編を着衣篇と脱衣篇に分けて、詳細に論じています。その内容は、日頃の観察に加え、自らの心の深層を見つめ、更には、世の人々の仮面の下に蠢く感情を見事にすくい上げながら、精密に腑分けして行く女医さんのようです。 ご自分の容姿をフツーであると表しています . . . 本文を読む
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