読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

深川澪通り木戸番小屋

2014年12月22日 21時04分34秒 | ■読む
北原亞以子著、講談社文庫刊 北原さんの「恋忘れ草」に続いて読んだ二冊目の小説です。「恋忘れ草」同様短編集です。本作は、訳あって深川澪通りの木戸番に住む笑兵衛とお捨て夫婦が、様々な人と交わり心を通わす7つの物語です。どれも読んでいて辛く切ない境遇を抱え、人生に惑う人が木戸番の夫婦と、ある時に交わり、そして救われる様が描かれています。 こうした物語は、若い時分に読んだら観念的に捉えてしまったと思います . . . 本文を読む
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