読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

この胸に深々と突き刺さる矢を抜け

2015年03月05日 19時23分43秒 | ■読む
白石一文著、講談社文庫刊 著者の父上の白石一郎さんの作品は何冊か読みました。面白かった。その息子さんがどのような作品を書いているのかに、かねてから興味を持っていましたが、やっと本書を手に取りました。というのも、私の好みの傾向に近い山本周五郎賞を受賞した作品だからです。 さて、読了して茫然自失。全くの新しいスタイルの小説です。主人公である優秀な編集者の視点から物語が進みますが、同時に、多くの引用と思 . . . 本文を読む
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