読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

海と月の迷路

2015年08月06日 15時09分31秒 | ■読む
大沢在昌著、毎日新聞社刊 2013年発行の著作です。私が読んだ大沢さんの著作の中では、少し毛色の違う感じです。軍艦島をモデルとした島を舞台として、戦後の世相を色濃く織り交ぜた作品でう。細部に拘った作品で登場人物の個性や言動が細かく描かれており、島の独特の状況がリアルです。2014年に48回吉川英治文学賞を受賞しているのもうなずけます。主人公の若い警察官の心情と信念故の行動や悩み、不安が丁寧に描写さ . . . 本文を読む
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