読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

世界の測量 ガウスとフンボルトの物語

2018年04月11日 18時46分54秒 | ■読む
ダニエル・ケールマン著、三修社刊 不覚にもあとがきを読むまで、本作が小説であるとは気付きませんでした。読み難い独特な文体の、そして奇妙な魅力を持つ伝記と思い込んでいました。実際は、歴史上の偉人を、「測る」という共通の行為を基礎として、史実に基づく数々のエピソードをちりばめた独特な作品世界でした。感動とはほど遠い読後感ながら、奇妙な世界観と強固な意志を持った天才二人の人生の軌跡を鮮やかに描いています . . . 本文を読む
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