正に息詰まる思いで見ていました。藍染めが、非常に高度な技術によってなされるものであるとは知っていたものの、この作品では、染めの行程より前の様々技術を詳しく紹介しています。藍染めの最初は、型紙を布地に当て、特殊な糊を布に付けることから始まります。この糊の作り方がまた大変なのですが・・・。
さて、この糊付けが1回だけ行うのかと思っていました。ところが表と裏から2度行うのでした。そして、その塗りは、当然のごとく完全に一致していなければならないのです。文様が複雑で、少しの誤差も許されない困難な作業です。
次に、この糊付けをした後に、糊の定着と藍の吸収力を高めるため、呉汁(ごじる)と呼ばれる豆腐の原料に石灰を少し混ぜたものを丹念に塗ります。
そして干し上がった布を藍瓶に入れて、染色します。その時、次のような事を語っていました。「絹を染めてくれと言う注文がたくさんあるが断っている。うまくいくかどうか神経をすり減らしてやる仕事なので、仮に失敗しても木綿であれば、一反で3000円位だから良いが、絹は何万円もする。年中そんな仕事をすることは出来ない。」正に奇跡の技術なのだと言うことが分かりました。
評価は5です。
さて、この糊付けが1回だけ行うのかと思っていました。ところが表と裏から2度行うのでした。そして、その塗りは、当然のごとく完全に一致していなければならないのです。文様が複雑で、少しの誤差も許されない困難な作業です。
次に、この糊付けをした後に、糊の定着と藍の吸収力を高めるため、呉汁(ごじる)と呼ばれる豆腐の原料に石灰を少し混ぜたものを丹念に塗ります。
そして干し上がった布を藍瓶に入れて、染色します。その時、次のような事を語っていました。「絹を染めてくれと言う注文がたくさんあるが断っている。うまくいくかどうか神経をすり減らしてやる仕事なので、仮に失敗しても木綿であれば、一反で3000円位だから良いが、絹は何万円もする。年中そんな仕事をすることは出来ない。」正に奇跡の技術なのだと言うことが分かりました。
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