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川本三郎著、中公新書刊
名高いアカデミー賞に関心を持ちながら、アカデミー賞のことがよく分からない。しかし、DVDを選ぶときには、アカデミー賞受賞という言葉に反応してしまう。結果として面白いこともあれば面白くないこともある。好みの問題に加え、アカデミー賞が政治化しているとの噂も聞いたりする。
本書は、アカデミー賞を巡る人間模様を26取り上げて紹介している。1990年に出版された書籍だが、賞の本質を理解するに十分で、著名な俳優や監督、そして脚本家などが登場し、世に出ることの難しさと人間らしい感情(嫉妬や歓喜など)のぶつかり合いなど、登場人物をより身近に感じました。
著者の経歴を見てびっくり。かなり危険な20代を送った方のようで、その後の転身により様々な経験を積んだようです。あるいは、そのような経験が本書に含まれる暖かさを生み出しているのかもしれません。
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○アカデミー賞 => https://ja.wikipedia.org/wiki/アカデミー賞
○川本三郎 => https://ja.wikipedia.org/wiki/川本三郎
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評価は4です。
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