
藤沢道郎著、中公新書刊
藤沢さんの「物語 イタリアの物語」に魅了されたので、本書も手に取りました。同様の趣旨の構成で楽しく読めました。本書は、NHKテレビ「イタリア語講座」のテキストに1999年から毎月2年間掲載された「人物で語るイタリアの歴史」というタイトルの文章を一冊にまとめたものだそうです。今回は8人の人物が登場し、リアルな時代の空気を感じられました。特に最後の「カラヴァッジョ」は、今までぴんとこなかった、あるいはどうとらえて良いのか分からなかった作風がすんなりと心に入ってきました。文章でそのようなことが可能であることに驚きました。
著者は2002年に没し、その後本書にまとめるに当たっては、イタリア文学者で大阪芸術大学元教授武谷なおみさんが労を執られたようで、著者に代わり「ローマ、聖天使城への長い道のり-あとがきにかえて」を記しています。著者同様、平明で端正な文章で感服しました。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/藤沢道郎
https://ja.wikipedia.org/wiki/武谷なおみ
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評価は5です。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
=> カメラまかせ 成り行きまかせ
=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2
藤沢さんの「物語 イタリアの物語」に魅了されたので、本書も手に取りました。同様の趣旨の構成で楽しく読めました。本書は、NHKテレビ「イタリア語講座」のテキストに1999年から毎月2年間掲載された「人物で語るイタリアの歴史」というタイトルの文章を一冊にまとめたものだそうです。今回は8人の人物が登場し、リアルな時代の空気を感じられました。特に最後の「カラヴァッジョ」は、今までぴんとこなかった、あるいはどうとらえて良いのか分からなかった作風がすんなりと心に入ってきました。文章でそのようなことが可能であることに驚きました。
著者は2002年に没し、その後本書にまとめるに当たっては、イタリア文学者で大阪芸術大学元教授武谷なおみさんが労を執られたようで、著者に代わり「ローマ、聖天使城への長い道のり-あとがきにかえて」を記しています。著者同様、平明で端正な文章で感服しました。
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