退職後の4年間は、妻に働き続けてもらいました。
年金の受給の関係で必要だったからですが、その代わりに、私が昼食を作ることにしました。
食に関心がある妻は、健康の維持に不可欠な栄養素を朝食でしっかり取れるように作っており、夕食は控え目でしたから、昼食だけ担当するようにしたのです。
もっとも、子育て期から、毎週土曜日の夕食は、私と三人の子供達で、順番に担当していました。
子供達が巣立って二人だけの食事とはいえ、一日の中で一番大事な食事である昼食なので、妻の紹介で、しばらく初心者向けの料理教室に通いました。
これが非常に参考になりました。
6名程度のメンバーで、簡単なレシピに基づき分担して作っていくので、一回一回は、部分的な調理しか出来ませんが、回数を重ねるにつれ次第に料理の基礎が理解出来たように思います。
平行して実際に昼食を作っていましたが、食材などの買い物をすることで、様々な食材や調味料の善し悪しや値頃感が分かるようになります。
実際に調理すると、食材の下処理と組み合わせ、熱の加え加減、調味料の使い方、盛り付け、おかずのバランスなどが、少しずつ分かるようになりました。
また、包丁などの調理器具の安全な使い方や手入れ方法も身についてきました。(結構小さな切り傷を拵えましたが・・・・)
妻が仕事を辞めてからは、一緒に昼食を作っていますが、二人で30分以内で調理して食事をしています。
仕事と同じで、楽しいとも面白いとも思いませんが、新しい食材や調理法に挑戦するのは、ちょっとした刺激になります。
そして新しいことを試して上手く行った時は、ちょっとうれしい。
回数を重ねることで調理技術が向上したり気付きがあることは、仕事と同じで、達成感を感じます。
また、二人で調理することは、仕事で感じたと似た一体感も感じます。
世の中には、台所に入る事を恥と感じたり、面倒に思ったりする人が沢山居るようですが、面倒でもやった方が良いことだと思います。
妻が外出したりして不在の時は、一人で食事をする時も不便は感じません。
一人の時は、栄養バランスを考えて、季節や気分で、簡単な料理を作って食することが出来ます。
また、現役時代は、休日に妻と一緒に外食をよくしましたが、今は殆どしません。
外食しても、然程美味しく感じないし、料理の原価が分かってしまうので、料金を払う時の残念感が大きいからです。
無論、専門家でないと作れない料理もありますが、食べたことがあるし、値段と料理の程度を知っていて満足の程度が大きいとは思えないので、食指が動きません。
だから、最近は、外食する予定で出掛けても、結局、コンビニのお握りなどで済ませてしまうことが多くなりました。
お金が使い切れない程あれば話は別ですが、資産運用に興味が無く、精神的に充実し体調が安定していて、日々が充実していれば良いので、今の状態が、私たち夫婦にとってはベストに思えます。
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〇カメラまかせ 成り行きまかせ 〇カメラまかせ 成り行きまかせその2
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