読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

台湾紀行:その07:塗り物

2008年07月17日 19時51分33秒 | ■旅する
寺の観光を終えて出ようとした時、何気なく見たものが、この写真です。台湾のお寺や歴史的建造物は、日光の東照宮のように飾りが大変に多い。そして、その大方が極彩色に塗られています。ほとんどが、屋根などの高い所にあるのですが、たまたま通りかかった階段の脇に、写真の飾りがありました。これは、明らかにモルタルに彩色したものです。そう言えば、工事をしている本堂も、コンクリートで作っています。2年前に観光した建物 . . . 本文を読む
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台湾紀行:その06:祈り

2008年07月16日 07時13分58秒 | ■旅する
それから、寺内を移動し、祈念碑風の石碑の場所に移動しました。Sさんの説明では、日本が戦争に負けた後、台湾に数多く残さされた日本人の墓をまとめ、合同慰霊碑を作ったとのことでした。写真の上側がそれです。また、下側の自然石のものは、日本軍に徴用された台湾の高砂族の人々の慰霊碑です。Sさんが、日本の為に死んだ台湾の原住民の為にお祈りしてください、と率直に話をしました。 処理した日本人の墓の数は一万を超える . . . 本文を読む
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台湾紀行:その05:信心

2008年07月15日 07時38分56秒 | ■旅する
このお寺の売りは、建築様式に中国、日本、西洋の様式が混じっていることだそうですが、残念なことに本堂は工事中で観ることが出来ませんでした。何でも元々あった本堂を囲むような工事を進めているとのことでした。 我々が、布袋様に浮かれていると、突然、スプリンクラーが動き始め、一同ひどくビックリして逃げ惑いました。せいぜい30秒程でしたが、庭の少ない草木に水を与えているのでした。すぐに分かりましたが、10分間 . . . 本文を読む
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台湾紀行:その04:こりゃぁー凄い!

2008年07月14日 07時13分36秒 | ■旅する
台中に到着しました。最初の観光予定地の宝覚寺に到着です。日本は梅雨が明けておらず、それ程暑くはありませんでしたが、バスから降りると午後の太陽光線が矢のように降り注いで、アッチー。しかし、まだ元気なので、勇気リンリン(チョッと古いかも)で観光へ。 周りを見ると、ご婦人方5人以外に、少しヨレた感じのサラリーマン風の3人組(なぜヨレた感じがするのかというと、3人とも、全くの普段着で、うち二人はかなり使い . . . 本文を読む
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台湾紀行:その03:お出迎え

2008年07月13日 07時28分33秒 | ■旅する
予定通り、桃園空港に現地時間11:50頃、無事到着(時差は1時間)。入国審査の後、ロビーで年配の女性と男性が迎えてくれました。お二人とも50代のように見えました。全員が揃い、バスに移動です。台北の観光は最後に予定されていて、1日目の宿泊地は台中なので、台中目指して出発です。バスに乗り込み、最前列の席は座れないので、2列目に着座。その周りは成田空港でお会いした年配のご婦人一行です。 バスが発車すると . . . 本文を読む
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台湾紀行:その02:機上の人

2008年07月12日 07時44分47秒 | ■旅する
手荷物検査では、液体物を手荷物で持ち込むことが原則禁止された点が、2年前と変わっていました。30分遅れて出国審査に並んだのですが、ひどく混んでおり、少し驚きました。前回は台湾での入国審査の時は混みましたが、出国審査の時はそうでもありませんでしたから。飛行機は全日空でした。そういえば、たしか「全日空で行く」という言葉が広告に書いてあったような・・・。前回はチャイナエアーラインだったかな?。登場開始時 . . . 本文を読む
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台湾紀行:その01:出会い

2008年07月11日 07時35分54秒 | ■旅する
2年ぶりに妻と台湾旅行に出掛けました。新聞の全国版に出ていたクラブツーリズムが主催する4泊5日台湾一周の旅「台湾5都市周遊5日間」です。前回は、ツアー参加者が私たち二人だけという、豪華なような、心細いような、申し訳ないような3泊4日の台北のみの観光でした。 今回は、行く前に、台湾の歴史や社会状況を知りたかったので「もっと知りたい台湾」で基礎知識を仕入れて臨みました。結果から言うと、充実したツアーで . . . 本文を読む
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シリウス・ファイル

2008年07月10日 06時56分40秒 | ■読む
ジョン・クリード著、新潮文庫刊。まだ、翻訳された著作は少ないようですが、イングランドとアイルランドを舞台とした本作は、魅力的な主人公と脇役がおり、冒険小説の美しい鏡とも呼べる作品です。翻訳者の解説によれば、他にも続篇が出版されるとのことで、楽しみが増えた気がします。 アイルランドのIRAの指導者を描いたビデオを大分前に観ましたが、弾圧された人びとの怒りや悲しみが、本作の背景の重要なベースになってい . . . 本文を読む
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アレクサンドロスの征服と神話

2008年07月09日 20時18分52秒 | ■読む
森谷公俊著、講談社刊。昔から西洋史に興味があり、世界史の全集を古本で揃えて読んでいました。特に塩野七生さんの著作は素晴らしく、「ローマ人の物語」などの著作を面白く読みました。特にカエサルには2冊を費やしています。カエサルが書いたガリア戦記も、さすがに名著でした。 たまたま、古本のフリーマーケットで状態の良い本書を、たったの200円で購入し読みました。世界史の全集の中で、古代ギリシアのと市が力を合わ . . . 本文を読む
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