読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

台湾紀行:その07:塗り物

2008年07月17日 19時51分33秒 | ■旅する
寺の観光を終えて出ようとした時、何気なく見たものが、この写真です。台湾のお寺や歴史的建造物は、日光の東照宮のように飾りが大変に多い。そして、その大方が極彩色に塗られています。ほとんどが、屋根などの高い所にあるのですが、たまたま通りかかった階段の脇に、写真の飾りがありました。これは、明らかにモルタルに彩色したものです。そう言えば、工事をしている本堂も、コンクリートで作っています。2年前に観光した建物も、覚えている範囲では全部コンクリートでした。
そこで、もう15年ぐらい前に訪れた伊豆のことが思い出されました。伊豆の松崎町にある長八美術館です。その昔、日本建築に欠かせない左官が鏝(こて)を使って、漆喰(しっく)を自由自在に操り、素晴らしい鏝絵(?)を作り上げました。詳しくは以下のURLを参照
=> http://www.sam.hi-ho.ne.jp/s_suzuki/chouhachi_museum.html)
台湾の寺の様々な飾り物は、もしかして、日本の左官職人の技術が伝播したものでは?この、地味な飾りが、そんなことを考えさせてくれました。

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