2014年公開の日本映画です。万城目さんの同名小説が原作だそうですが、成る程、同作者の原作による映画「プリンセス トヨトミ」をもう少し過激にした感じの映画でした。出演者は結構豪華な顔ぶれで、濱田岳さん、笹野高史さん、村上弘明さんに加え佐野史郎さんや津川雅彦さんまで登場しました。要所を固めたためか、荒唐無稽で白けがちな舞台設定に説得力を持たせています。
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小林雅一著、朝日新書刊
良く耳にした言葉である「HTML5」が「世界を変える」という副題だったので手に取りました。以前、ホームページを仕事で作ることになり「HTML」を学習したので、ある程度は理解しており、バージョンが5になって何が変わるのかに関心がありました。結論から言えば、インターネットでやりとりされる情報が、今日ではパソコン以外に、スマートフォン、パッド、テレビなど表示する機械の多様になった . . . 本文を読む
1988年公開のアメリカのファンタジー映画です。小人族の魔術師志願のウィローが主人公です。世界を支配しようとする魔女から、未来の王女となる赤ん坊をふとしたことから守る旅に出た主人公は、様々な冒険を経て、一人前の魔法使いになります。
本作品は、まだCGの技術が十分に開発されていなかったため、実写と特撮に加え、初めてモーフィングを取り入れるなど、CGの先駆けとなった作品とのことです。
CGが高レベルに . . . 本文を読む
リチャード・ウィッテル著、文藝春秋刊
以前読んだ「ステルス戦闘機と軍用UAV」でも無人航空機の種類や性能が述べられていましたが、本書は、「プレデター」という名称で知られた無人偵察機の開発までの経緯と、それが攻撃用のヘルファイアを装備し、攻撃可能な無人航空機に転用されたこと。そして、いずれの機体も、素晴らしい能力を持ち、強力な武器として認知されるまでを著しています。
イスラエル人の天才的な航空エンジ . . . 本文を読む
2004年公開のフランスのSF映画です。ちょっと行けていないCGアニメと実写の組み合わせで違和感がありますが、全体のトーンは合わせてあります。ストーリーは下記URLの通りなのですが、原作が漫画のようで、その一部を映画化しているためか、少し分かり難い脚本です。もう少し謎解きをした方が良かったと思います。
主演のトーマス・クレッチマンは「U-571」と「Uボート 最後の決断」で印象的な俳優さんです。渋 . . . 本文を読む
道尾秀介著、新潮文庫刊
読んでいて何とも苦しい物語です。二組の家族の切ないストーリー。誰が悪いわけでなく、偶然や巡り合わせが人の人生を左右する。その究極とも言える状況を描いています。中盤までの息苦しさは、後半、次第にある疑念により変化して行きます。私は推理小説やミステリーと呼ばれるジャンルを好みませんが、本作は人間の善意や悪意など、状況により大きく振れる感情の襞を見事に描いていて秀逸です。道尾さん . . . 本文を読む