2016年公開の日本映画です。ゾンビ系の映画は滅多に鑑賞しないので比較できませんが、殺戮シーンのどぎつさはこんなものなのでしょうか。リアリティの質が劇画的で、作り物だと見ることが出来ました。
原作を知らない上での感想ですが、良く出来た脚本だと思います。原作のアニメのストーリーを短くするには大きな制約があったと思います。主人公の正直さ、ふがいなさの描き方、ユーモラスな場面など、多面的に描いていて見応 . . . 本文を読む
稲葉隆生著、アートビレッジ刊
本書は全都道府県の珍しいモノを写真と単文で紹介しています。本業の傍ら、休暇を利用して百景を探索し現地で写真に収められたとのこと。あっという間に楽しく読んだのですが、文字通り足で稼いだ大変な手間が掛かっている書籍です。掲載されていないモノも数多いようです。
見た瞬間に「え~っ」というものもありますが、視点を変えて見ないと気付かないこと、注視していないと見過ごしてしまいそ . . . 本文を読む
2016年公開の日本映画。出色の出来に唖然としました。政治家や官僚の対応が真に迫っていました。実態を調べ上げてリアリティを持たせた脚本が良い。3.11を経験して変わった日本人の意識に正面から問い掛けるメッセージ性。ゴジラ打倒に向けた緻密な作戦と緊迫感。ダークな要素を垣間見せる最後の場面。娯楽作品として一級の仕上がりです。映画館で見れば良かったと思います。打楽器の効いた音楽がどこかで聞いた感じだと思 . . . 本文を読む
沢木冬吾著、角川書店刊
沢木さんの全著作6作のうち3冊目を読みました。日本が第二次世界大戦で東南アジアの人々の恨みを買ったのは、食料などの物資を日本から送るという兵站が軽んじられ、その能力に欠けたため、現地の人々から略奪したことが大きいと聞きました。日本人の淡泊な性質は、長期的な戦略的視野に欠け、精神論や情緒に流れることが、その結果の大きな誤算だったようです。
本作は、その負け戦をフィリピンで戦っ . . . 本文を読む
2016年公開のイギリス映画です。楽しみにしていましたが、期待に違わぬ出来映えでした。主演のエディ・レッドメインが相変わらず個性的で、主人公の特異なキャラクタにぴったりです。特に重要な役どころを演じたダン・フォグラーとエズラ・ミラーが素晴らしかった。脚本は、原作者のJ・K・ローリングだそうで、今後のシリーズの斉1作目に相応しく力の入った作品でした。今回は迷った挙げ句DVDで鑑賞しましたが、2作目は . . . 本文を読む
日経デザイン編、日経BPマーケティング刊
本書は日経デザインという月刊誌の記事を基に作られたようです。魅力的なアップル社とその製品の力の源泉はデザインですが、本書では、機能と性能と不可分であるデザインの先進性に焦点を当てています。類書にはより深く掘り下げたものもありますが、本書で紹介されているエピソードで初めて知ることもいくつかありました。単にデザインを優先するのではなく、材料の選択、製造過程や製 . . . 本文を読む
新しい4Kディスプレイの使用感で特徴的なのは、文字の大きさがソフトによってまちまちだということです。基本的には、ウィンドウズのOS上のディスプレイの設定「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズ」で「150%」が推奨されており、それを選択してた上での事です。ワードの場合は、ソフト内で大きさを調整すれば良いのですが、エディタや様々なソフトは、ソフトの設定画面を呼び出して表示フォントを指定しなければなり . . . 本文を読む
山口創著、ブルーバックス刊
触覚を感じる皮膚の構造、感覚器官、神経伝達の仕組みと脳での処理を概説し、更に、他の感覚との関係、心身の成長に果たす役割など幅広く平易に解説しています。漏れなく広く扱いながら、これ程分かり易く解説するのは大変なことと思います。専門的知見と日常の体験を織り交ぜて、一般の読者が理解しやすく納得できるよう、構成、内容、文章が練り上げられているように感じます。良書でした。
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しばらく使っていた三菱の液晶モニタの調子が悪くなり、仕方なく新しいものを物色していましたが、友人が、LGの4Kディスプレイを購入し、若干難はあるものの非常に画面がきれいであると聞き、更に検討していたところ、JAPANNEXTの製品が驚くほど安いので、しばらく悩みましたが購入しました。
画像「A」は、ディスプレイの枠を含めたものです。その画像の中央に表示している写真は「1,920×1,080dpi」 . . . 本文を読む
公開中のシリーズ最新作です。今まではDVDで見ていましたが、今回はIMAX劇場で鑑賞しました。さすがに3D、音響、振動が相まって凄い!冒頭で中世のイギリスでの戦闘場面から始まりますが、この場面だけでどれだけお金と手間を掛けているのかとびっくり仰天です。肝腎のトランスフォーマーの変身などはすっかりお馴染みになったお約束の感じで今更感動はしませんが、物語の舞台が多彩になり、規模が大きくなって、見事なC . . . 本文を読む
水戸市の常陽史料館で開催中の展覧会です。タイトルにある「みみちゃんえほん」は、学研の3-2歳児向けの月刊の絵本だそうです。下記URLの表紙のぬいぐるみを作っている方が「コッペ平沢」さん。キャラクタのデザインは絵本作家の「いりやまさとし」さん、撮影が伝祥爾さん。その三人で永らく表紙を作成しているとのこと。
本展覧会では、コッペ平沢さんが表紙用に製作した作品に加え、氏の他の作品も一緒に展示されており、 . . . 本文を読む
近藤富枝著、中公文庫刊
本書に登場するホテルの名を聞いた記憶がありますが、登場する文士たちの作品のほとんどは読んだことがありません。しかし、多くの著名な方々が、このホテルに縁があったことに驚きました。本書は、ホテルの成り立ちや様子を基礎として、そこで暮らす文士達を描いて秀逸です。NHKのラジオアーカイブスで作家の来歴を肉声とともに紹介していますが、それと合わせて本書を読むと、登場人物がぐっと身近に . . . 本文を読む
長らく超音波電動歯ブラシを使っていましたが、壊れてしまったので新しい製品を調べましたが、迷った挙げ句、普通の歯ブラシを使いことにしました。大分前に偶然手に入れて使っていましたが、当時は歯を磨く事の大切さを実感していなくておざなりだったので、楽ちんな超音波電動歯ブラシにはまってしまいました。しかし、改めて考えてみて、替え歯ブラシが結構高くて長持ちしません。また、きちんと磨けば普通の歯ブラシでも問題な . . . 本文を読む
カンタ・シェルク著、原書房刊
パスタの歴史が主ですが、中国を初めとするアジア、中東、インドなど世界の麺にも目配りしています。パスタについては以前にも読んだことがありますが、本書では原料と製法が詳しく述べられ、アイタリア人が移民したメリカなどの国々でのパスタの普及にも話が及んでいます。その他の麺については、材料や製法のあらましが述べられていて興味深い内容でした。しかし、調理法などの解説が雑然と述べら . . . 本文を読む
2016年公開のアメリカのファンタジー映画です。子供向けの作品ですが、十分以楽しめまして。なんといっても主人公の少女と巨人の二人の魅力、イコール本作の魅力でした。巨人はマーク・ライランスという名優が演じた顔の表情と動作をキャプチャしたそうですが、目などの表情の主たる部分は俳優そのもののように感じました。子供から大人まで楽しめる作品です。
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