夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

10年

2016年03月02日 08時16分16秒 |  備忘録


どっかの若い衆、何を思ったか山奥に隠遁して10年。ある日、自分が考えてきたことをみんなに知らせねばって思いついたんだって。



ほんと、西洋人って自信過剰が多いよね。10年も考えれば、「俺はなんでも知っている」になっちゃうんだから。
この彼も、上ってきた太陽に向かって、「私を照らしてくれるために毎日、はるばるやってきてくれてありがとう」なんてほざいていたらしい。
おまけに、「貯えてきた知恵が煩わしくなってきた」なんだもんね~
そこ行くと、日本人なんか過ぎるくらいに謙虚だよね。
「10年、まだまだ小僧だね」だもんね。



おいちゃんなんかもっとひどい。(いや、謙虚さってことじゃなくって)
仙人にあこがれて、山奥に入って10年経ったけど、



エッセー書けって言われて、もう何年にもなるけど、
未だに、な~んにも思いつかないし、、、



今や、ときどき、自分の名前も忘れてしまいそうになっているらしい、、、



その間、貯えてきたものって、お腹のぜい肉ぐらいなもの、、、、
こんなおいちゃんを見ると、世の中の人は、自分はまだ幸福なのだと悟るでしょうね。。
なんと、嘆かわしい、、、、



それでも、昔は、「少し充電したら、都に戻るべ」なんて、どっかで思っていたらしいんだけど、、、



一緒にいるのが、悪かったね~



あの、チビ太とか言う一日中寝ているばかりの ぐ~たら猟犬。
猫見ても、兎を見ても、見えないふりしかできないんだから、、、、



この先、あの山奥で暮らす、一人と一匹、、、
「ご飯食べたっけ?」「さぁ、食べたんじゃない」
「散歩行った?」「行ったみたいだけど、、、わからない」


心配ですね~






蛇の足
FaceBookに自分でコメントしてましたけど、
「どっかの若い衆の話、流行らなくなっちゃったよね~ 若い衆は死んだかって思っていたら、調べたら本はいっぱい出てるんですね。隠遁しちゃったから、世の中のことに疎くなっちゃったのは私だったんですね~」
でも、疎くもなったけど、認知が進んだだけじゃないってのはチビ太の見解でした。