雄蛇ケ池は慶長19年(1614年)に当地の代官島田重次(後に出家して伊伯)によって千葉県東金市に作られたため池です。10年がかりで作られたこの灌漑用水は広さ25万m2、周囲は4.5Kmだそうです。
千葉の外房にはたくさんの灌漑用の池、堰があります。
多くは山の入江を塞ぐ形で堤防が作られており、堤防が長く、高いものが多いのに比べると、この堰は堤防部分が狭くなった地形を利用しているので、特に難工事だったとは思えません。
ただこの作られた年代が関が原の戦いを含む日本の大変動期であったことは、島田代官に別な意味での労苦を与えたのではないかと興味を覚えました。
雄蛇ケ池の名前は、代官の夢枕に蛇がたって工事の着工を促したとの言い伝えがあって、それから来たものだそうです。 今でも、この池の周囲に3,3kmの遊歩道が作られていますけど、七回り半するとその蛇が姿を見せてくれるのだそうです。
蛇の苦手な私にはちょっと無理な注文ですけど、興味がおありの方はどうか試してみてください。湖のほとりには東屋がいくつか作られておりますので、その柱に巻きついて待っていてくれるかもしれませんよ。

すわ、蛇かと思いましたけど、違いました。
まだ一回も回っていないのですから、当然ですよね。
ところで蛇の足
私の背後霊さんは富士山の神様だってよく日記に書いていますけど、彼女は火(噴火)の神様であるとともに、火を静める神様でもあるのですよね。スーパーマルチタレントの開祖。
そして火を静める神様って必ず水に関係があるし、蛇との関係も深いのですよ。
私が行くところには必ずこんな風に蛇が出てくる。
マイミクさんにも蛇がいる。もっともこっちは尻尾が八っつもあるんだけど。夜な夜な酒瓶に巻きついて舐めているそうな。

ごめんなさい。
尻尾八つついた蛇が見当たりませんでしたので、これで代用しますね。
それにしても彼女(神様のほうね)は子供をお酒(甘酒)で育てたそうで、酒造の神様にもされているけど、私のお酒に弱いのはどうしたことかしらね?
岬町には木花開耶姫を祭る小さな祠もある。女神様の中では一番の美人さんというのはいいんだけど、、、
私は彼女からは逃げられないのよね~。
桜が咲いてくると何となく頭と背中が重くってね~。
遊歩道は舗装された山道で、それほどの起伏もありませんので、ハイキングの練習にはちょうどいいかもしれません。昨日も犬を3匹連れた(元)ぴちぴちギャルたちが私とは反対周りで犬の散歩をしていました。
この遊歩道は高い杉の林に囲まれて、羊歯の下生えも見事でなかなかのものでした。
千葉方面からですと、東金道路を東金で降り、そのまま国道を東金市内方向へ向かうと、二分ほどで雄蛇ヶ池のサインが出てきますのでそこを右折、一分ほどで着きます。いすみ市からもそれほど遠くないので、岬の風物のカテゴリーに入れました。
いすみに行くときにこのサインをいつも見ており、どんなところかなと思っておりましたら、知人がMixiにこの池のことを書かれておりました。そのときには護岸のコンクリートが目に付いて、ちょっと興味をそがれておりました。
でも折から桜の時期、もしここの桜がよければ、近くの八鶴湖にも行ってみようと立ち寄ってみました。桜はまだ二分くらいで早すぎましたけど、この杉林とその下の風景、整備された遊歩道はなかなかのものでした。
色気より食い気も誘いますしね。