いつも岬に戻ったときには、家の周りを回り、その辺に咲いている花をいただいて、花瓶に挿すことを日課にしています。
家へのご挨拶、そして今、何が咲いているのかな~って情報収集ですね、、、
今回は、東京を出るのが遅くなりましたので、家についてから、周りを見てもたぶんよく見えないでしょう。
ということで、どけちな私としては珍しく、途中木更津東のJAのお店に立ち寄り、買い物ついでに、フリージアの切花を求めました。
家へのご挨拶、いつもは野の花、山の花なのですけど、今回は園芸花。
許されて。
でも、昨晩は、のんびりと本を読みながらフリージアの甘い香りに酔いしれておりました。
色は匂えど散りぬるを
我が世誰ぞ常ならむ
有為の奥山今日越えて
浅き夢見し酔ひもせず
いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす
なんですからね~
ところで、このいろは歌。
諸行無常
是生滅法
生滅滅己
寂滅為楽
この涅槃経のありがた~~~い教えを訳したものだっていうのはご存知でした?
フリージアの花がどれだけ香り、人を楽しませてくれても、いつかは散っていくものですね。
世の中に、永遠不滅なものってないのですよ。なんちゃって。
私のあなたへの愛はこの世が終わっても続いているからね、安心して。
なんて、口説こうにも相手がいなきゃしかたないか。
だいたい人間の分際で、こうしたらああなってなんて不遜すぎますよ。
世の中無常なんですから。
だからさ~ それが分かっていれば、自分を滅して(寂滅)そのなかに楽を見つけましょうよ、、、、
なんて、、、、
ほれ、そこの人、お賽銭はちゃんと賽銭箱に入れましょうね。できるだけ0が多いほうがご利益があるんですってば。
ここんとこ、実入りが悪くって、チャバレーにも行けないし、酒も買えない。
いくら、「あさきゆめみし ゑひもせす」だって、あれは表から来る人向けの話よ。裏から、般若湯なんて持ってきても、私は怒らないからね。
私だって、たまには美味しいものと美味しいお酒で酔いたいよ。ねぇ。