夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

蝶  阿漕であろう    追加しました      

2008年04月30日 17時57分22秒 |  岬な日々
岬にはね、家にはムカデ、浜にはチドリ。そして庭にはチョウ。

一羽にて千鳥といへる鳥もあらば何羽飛ぶとも蝶は蝶なり
西行法師の失恋の始まりの詩ですね。


蛇の足 その一
一匹でも100の足
一羽でも1000の鳥
そして一頭でも1、000、000、000、000(=兆ね)

蛇の足 その二
なぜ、蝶は一頭って数える?
一説には英語の蝶の数え方、one head, two headsから来たというのと、標本を数えるときに頭がないと価値がないので、頭を数えた、、、なんて説があるそうです。
http://www.pteron-world.com/topics/faq/faq.html

蛇の足 その三
ところで上の歌。
西行がまだ佐藤義清といった武士のころに、蝶の好きな姫君が、

「蝶なれば二羽か四羽か飛ぶべきに三羽飛ぶとはあれは半なり」
って詩を送られて、意味がわからず、困っていたのだそうです。
(蝶は丁半の丁。偶数ですね。丁半賭博にかけたもの。丁なら2とか4なのに、3羽とんでいるのはあれは半じゃないか、、、って意味です)
そこで西行が助け舟を出して、

「一羽にて千鳥といへる鳥もあらば何羽飛ぶとも蝶は蝶なり」
(一羽でも千鳥(千)という鳥もあれば、何羽とんでても蝶は兆ですよ)
お礼を言われて、その姫君を見たとたん、西行は恋病に落ちてしまいます。

それを知った姫君は
「この世にては逢はず、あの世にても逢はず。
 三世過ぎて後、西方阿弥陀の浄土にて我を待つべし」
って、誘ってくれたのです。
つまり、
「この世(=今日の夜)は会えない、あの世(明日の夜)も会えない。
 三日目の夜に阿弥陀堂のところで会いましょう
ってことだったんですね。

喜び勇んで阿弥陀堂に行って、まあちょっとした問題もあったんですけど、首尾よく、、、、
それで、帰りしなに、また会いましょうよって誘いをかけたら、「阿漕であろう」っていわれちゃった。
これまた
「伊勢の海 阿漕が浦に曳く網も たび重なれば あらはれにけり」
って、隠れた逢瀬も、度重なれば人に知られてしまうって婉曲な断りだったんですけど、それが判らなかったので、彼は出家して、歌に励んだって、、、
多分、作り話でしょうね~

新緑の輝き

2008年04月30日 16時58分39秒 |  岬な日々

先日、「山笑う」って日記をアップしました。本当はこの言葉は芽吹きのころをさす言葉ですけど、色とりどりの新緑に彩られた山を見ていると、こちらのほうか「笑って」いるような気がします。



目に鮮やかってよく表現しますけど、でも新緑の輝き、、ほんとうにまぶしい。
そんな気持ちが伝わると嬉しいのですけど。



初夏のさわやかな風と太陽、そしてこの新緑の輝きのなかにいると、ほかに何もいらないというような満足な気持ちになってしまいます。



一つだけ、私を現実に引き戻すものは、そこここにおいてある看板。
「まむしに注意」
これだけはどうしようもありません。
蛇だけは苦手なので。



でも、それさえなければ、この自然の美しさに文句のいいようもありません。
それ以上に、気持ちがのんびりとしてきて、細かなことはどうでもよくなってしまいます。



こんな素晴しいところでのんびりとした時間が過ぎていくのを体験できるなんて、私はなんと幸運だったのでしょうね。



きっと、皆さんの中にも、自然の美しさを求めていらっしゃる方がいられると思います。簡単です。何も有名な観光地に行く必要はない。電車で1時間でも山や、海の方へ走ってみてください。あなたは自然の真っ只中で、手足を伸ばし、心を休めていると思います。



ヤグルマギク

2008年04月30日 09時24分15秒 |  岬な日々
園芸店に行けば矢車草と言う名前ででていますね。
でも矢車草っていうのは、ユキノシタ科の別な植物の名前。
ヤグルマギクというほうが正しい、、、、ってなことを言われております。



硬いことを言うのはやめましょう。
今後も、お店で買ってきたのは矢車草って名前でアップするかもしれません。
私もそちらのほうがなじみがあるので。



岬ではヤグルマギク。
なんせ、こちらでは本来の雑草まるだしです。
あぜなどに一面に咲いていたりします。



私の好きな花の一つ。


お茶漬け、糠漬け、砂糖漬け、、、、はい。

2008年04月29日 19時28分21秒 |  食べるために生きる
先日アップした糠漬けと砂糖漬けは大成功でした。
2回目くらいから、人参、蕪、胡瓜をいれましたが、胡瓜もほのかな塩加減ですごくおいしい。人参や蕪はその甘さがぐっと引き立って、歯ざわりといい、味といい、もう言うことなし。今まで、買ったものや、料理屋さん、作ったりして散々食べてきましたけど、これほど美味しい糠付けはありませんでした。

先日は、岬の定番。魚の干物を買ってきました。カワハギの干物でしたが、これと糠付けでお茶漬けをしましたが、みりんが薄味で、ゴマが効いていて最高のコラボ!

メニューだけ書き出したら、質素極まりない食事ですけど。当人は、もう大満足。

おまけにデザートのみかんの砂糖漬け。作りたては日記に書いていましたように後口に苦味が残るって不満でしたが、時間が経ってきて落ち着いたのでしょうか、苦味が薄れてきました。とくにお茶と一緒に頂くと、けっこう満点に近いでき。
やはり、何事も少し時間を置くと、傷も痛みも消えていくものなのでしょうか。

やっぱり、ボクちゃん天才なんだった。
(さ~ぁ、皆さん、お口を合わせて、、 4,4、5ですよ~
 お茶漬け、糠漬け、砂糖漬け。 ちゃんちゃん)



雉のひた使い

2008年04月29日 18時10分49秒 |  岬な日々
岬に住んでいるとちょっとした用があっても車で出かけなければならないのです。
これは大変ということで、家に来る雉に用事を頼めばいいのかなって思いつきました。
雌は出かけていってもどこかでいなくなってしまうでしょうけど(なんせ最近外国のデザイナーの直営店なんていうのがたくさん出来てきましたからね)、家に来るのは雄が多いのです。こちらなら鬼退治でも頼めますからね。







みかんの砂糖漬け  失敗かな~

2008年04月28日 11時18分54秒 |  食べるために生きる

隣の家の夏みかんが美味しそうになっていましたので、頂いて、砂糖漬けを作りました。この作り方は他にも、生姜やセリ、もしかしたら蕗にも応用できるのではないでしょうか。がんばりました。

でも、最初に、この「食べるために生きる」ってカテゴリーにはレシピを書いたものがいくつかありますけど、私は決して料理の専門家でも、毎日料理しているベテランでもありません。友人には米を砥いでって言われて洗濯機にお米を入れたツワモノがおりますけど、私も大して変らない。間違いだらけでしょうし、まだ完成しないものもあります、まあ、私としては満足したものにはタイトルに「レシピ。。。。」とつけています。それ以外は失敗作もありということでご了承くださいね。できれば皆さんのここはこうするべきというようなアドバイスがたくさん来ることを期待しております。

ところで今回のみかんの砂糖漬け。口に含んだときには結構いけるかなと思ったのですけど、後味がどうも苦い。これはアク抜きが足りなかったのだと思います。そのうちまた挑戦して、「レシピ みかんの砂糖漬け」としてアップできるようにします。

  追記:
  乾いてきて、さらに砂糖を上からかけました。
  お茶と一緒に食べていると、気になっていた後口の苦味が殆どありません。
  かなりいい点数を上げられるようです。

作り方はいたって簡単。
みかんの皮をむき、適当な大きさに切ってたっぷりの水で煮ます。そして水にさらしながらその煮汁を棄てましょう。これを何度か繰り返して、アクを抜きます。
  このときみかんの皮の表面をこそぎ落とす人がいます。売っているみかんだったら農薬を落とすためにそうしたほうがいいのかもしれません。私の入手したみかんはいっさい農薬を使っていませんので、水で洗っただけです。
  皮の内側の白いところを出来るだけ落とすという人もいますけど、私はそれは必要ないと思っていますので、やりません。

こうしてアクを抜いていって、渋みが消えてきたら(渋みは完全にとらないで、少し残しておきましょう、そうすれば「みかんの砂糖漬け」って感じがしますので)一度ざるに上げておきます。
水に砂糖を加え煮ます。水の量はみかんの皮を入れてひたひたになるよりちょっと大目くらい。砂糖は水5に砂糖1なんていう人もありますけど、適宜。
水が煮立ってきたら、みかんの皮を入れて煮ます。
強火にするとこげますので、弱火で焦がさないように。
途中なんどか味見して、甘くないようでしたら適当に砂糖を加えましょう。



みかんの皮が柔らかくなり、味が染みてきたと思ったら、ざるに上げて水を切ります。
しばらくおいて水分が切れたころに、ボールにグラニュー糖を入れておいてそこへ皮を入れて転がします。上から更にグラニュー糖をふりかけるのがいいですね。
  このとき水分を切るのに結構時間がかかります。多少乾いたと思っても、次のボールに入れておくと、みかんから出た砂糖水がボールの底に溜まってしまいます。
トップの写真がこのボールに入れた状態のところです。

そして乾かして、出来上がり。

工程としては単純なのですけど、意外と苦味をどれくらい残すかが難しいです。この辺が次回の研究課題だと思います。今回は、「レシピ、、、」にはなりませんでした。
また、これがうまく行きましたら、応用で、生姜などをやってみます。


蛇の足

ところで、最初にみかんのあく抜きででたお湯やさらした水ですけど、みかんの皮に含まれる成分が汚れおとしにはいいんです。ですからこれは棄てないでとっておいて、掃除のときにつかうとよいですよ。

それに、今回砂糖が固まって石のようになっていました。
そんなときには電子レンジにいれてチンするとさらさらに戻りますので、知っておくといいですね。私などはそれほど料理をしないので、白糖などは固まってしまっている事がしばしばです。時間は1分単位で何回か繰り返していくといいです。やりすぎるとべとべとになってしまいます。

あと、ヨーグルトなどについてくる顆粒の砂糖を混ぜておくと固まりにくいっていいますね。砂糖が固まるのは水分のせい。電子レンジに入れるのは、その水分を飛ばしてやることなのですけど、顆粒の砂糖を入れるのは、多分そちらに水分が吸収されるからかな?

  白糖の画面上のほうに顆粒の砂糖が入っているのですけど、これじゃ見えませんね。


 

ちょっと時間がありましたので、 なんでもない花

2008年04月26日 21時58分25秒 |  岬な日々

訪ねてくる人の車が家の下を通っているのが見えました。
カメラを取り出して、その方を迎えるまでの間、周りの花をちょちょちょっと撮影して見ました。
ごくごくありふれた花をただ撮るだけ。
そんなことにも嬉しいって感じがします。

トップは家の入り口の八重桜。まだ満開です。
ハルジオンはこの柔らかいピンクも素敵ですね。



タンポポ、先だってから、葉っぱや根っこを食べてみようと思っているのですけど、なんとなくまだ果たせていません。



そしてツツジ。もう終りにさしかかっていますけど、まだまだ綺麗ですね。
今回は白を撮りましたけど、真っ赤の花が太陽を一杯に受けているのは目にしみるようです。



でも、花も綺麗だけど、この時期の新緑、緑や赤茶、赤、、、すみません、表現力がないので、あの感動を言い表せません。それにその感動を写真に移す事もできません。目の前の風景に心を奪われながら、心のどこかで未熟さを感じています。



ワシワシ再開  糠漬け

2008年04月26日 21時10分33秒 |  食べるために生きる


昨年の糠床はちょっと問題があり棄ててしまいました。
美味しい糠漬けを提供してくれた畑で、お礼にビールまでおごってやったんですけど、残念。
でも、美味しかった。また作りたい、というわけで、糠漬けを再開しました。

昨日、真新しい糠を用意して、蕪と蕪の葉っぱ、人参を漬け込んでみました。
(なんて言っちゃっていいのかな? つまり糠から始めるんじゃなくて、糠床用として調合されている糠を用意したってことです。糠から始めるとちょっと時間がかかるし、面倒なので。
手抜きを心がけるようでは駄目ですね~ なんちゃって)
今日の昼にちょっと味見をしてみましたけど、漬かりがいまいち。
で、ボンは夕食用にと心待ちにしていたのです。

昼食が遅くなって、夕方になってもそれほどお腹がすきません。
なら、糠漬けでぶぶ漬けにしましょう。
というわけで、今日の夕食は超簡単メニュー。
なんせ糠漬けがメインディッシュだから、、、

人参はちょうどいい具合に漬かっていて美味しかった~
蕪はもう少しかな。
蕪の葉っぱはいまいち漬かりきっていない。まだ研究の余地ありですね。

ぶぶ漬けには多少味の濃いものというのが普通ですけど、煎茶のぶぶだったらむしろ浅漬けでもよく合う。
連休中の朝食メニューはこれで決まりかな。

それにしても糠をもう少し育てなきゃ。

昨年の日記をご覧の方はお分かりのように、私は糠を厚手のビニール袋に入れています。東京では物干しポールに、こちらでは勝手口のドアの取っ手にぶら下げています。これだと漬物を入れるのにも楽だし、入れて、外側からワシワシと揉み解す、、、なかなか快感。手近にあればちょいちょいワシワシできますもんね。











怖~ぃ

2008年04月25日 00時26分02秒 | 日記
私のブログが2chで取りざたされているようです。
知人が2chでいじめられ、ブログでもいじめられたことがあり、未だにコメントを受け付けない設定にしていますけど、そのせいかなんとなく2chって怖~ぃって感じがする。
でも、今度のスレッドはだいぶ節度が保たれているようで安心でしたけど。

ただ、
>>そのブログは何なのかしら?
>>アルツハイマーの進行を遅らせるための日記って書いてあるけど、
>>そんな人が、
。。。。。
>>なんて文章書けるのかしら?
>>全然ボケの心配なんかないんじゃない?

ってのは嬉しくもあり、おかしくもありでしたね。

アルツっていうのは、ある日突然に「ボクちゃん誰?」になって、そのままじゃなくて、その翌日にはガールフレンドの全部の名前と生年月日と、住所と、3-サイズも言える、、、、はずなのだけど、、、いないから言ったことがないか、、、まあそんなもんかな~きっと。
いやほんとうに、アルツの合間を縫って必死に書いているんですよね。

まあ、ありがとうって言っておきましょうかね。