今日は おいちゃんの通院日
朝早くに、チビ太の散歩をしてから、急いで病院に向け出発していきました。
チビ太は家から出られない。
やっと、自由な一日が過ごせます。
チビ太が怖いから、、、
とんでもない、チビ太なんか体当たりして、ギャ~って脅してやればビビッて逃げていくのは分かっているんですけど、
あれでも、一応犬ですから。なんかの拍子に反撃でもされれば嫌ですからね~
おいちゃんになんかあって、緊急入院なんてことになると、チビ太は永久に家から出られない、、、
そんなことになるともっと嬉しいのだけどね~
おいちゃん、帰ってきましたし、、、
今日も寒かったでしょう。
変温動物のおいちゃんは、寒いと体温が下がって運動できなくなるんですよ。
だから、昨日の写真と同じ時に撮ったものを今日も使ってます。
明日はいくらかよくなるかね~
だって、おいちゃんは鴨川まで通院の日だから。
動けないと困るのよ。
我が家の傍には清水寺(たぶん京都の清水寺とは関係がない?)というのがあるんです。
なんでも、700年代の終わりか800年の初め頃に最澄がここに庵をむすんで、807年に円仁がこの地を訪れ千手観世音菩薩を刻んで安置したとされるお寺。元の本堂は同じ年に坂上田村麻呂が建立したといわれているらしい。
ここの鐘は毎日、枕を斜めにして耳をそばだてなくても聞こえてくるのですけど、
もう一つの雪の方はこちらは大変難しい。
なんせ真冬でも、陽射しがあって散歩が暑かったなんてところでありますからして。
でも、まったく降らないわけじゃないからと思っておりましたら、降りましたよ。
ここんとこの寒波、大雪でさすがに岬にも雪は降る、あなたは来ない、、、なんちゃって。
なら、御簾を上げて香炉峰の雪をって思いましたが、御簾なんて用意してないし、、、
すだれなら夏に使ったのがあったんですけど、もうボロボロになっちゃったので捨てちゃったし。
まあ、「御簾を高く上げたれば笑はせたまふ」お方もいないのですよ。せいぜいふて寝しているチビ太がいるだけですからね~
遺愛寺鐘欹枕聴
香炉峰雪撥簾看
白居易ですよね。
遺愛寺の鐘は枕をずらして聞く
香炉峰の雪は簾を上げて見る
その前は
日は高くなって十分に眠ったんだけど、起きるのが面倒
部屋は小さいし、布団はたくさんかけているから寒くはない
でもって上の文句が続くのです。
近くの遺愛寺の鐘をきくのに、起きて聞くんじゃなくって、寝たまま、枕をずらして耳を出して聞く
香炉峰の雪を見るのにも、窓を開けて見るんじゃなくって、御簾を上げて、布団に入ったまま見る
まあ、どっちかというと、私の生活そのものですね~
食べることすら億劫、面倒くさくなってきたし、
チビ太がいなきゃ、外にも出ないで布団の中でミイラになっているかも
久しぶりに長崎弁でやりましょうか
日 高 睡 足 猶 慵 起
小 閣 重 衾 不 怕 寒
遺 愛 寺 鐘 欹 枕 聴
香 炉 峰 雪 撥 簾 看
匡 廬 便 是 逃 名 地
司 馬 仍 為 送 老 官
心 泰 身 寧 是 帰 処
故 郷 何 独 在 長 安
香 炉 峰 下 新 卜 山 居 草 堂 初 成 偶 題 東 壁
白居易
日は高く登って、もう十分に眠ったとばってん、まだ起きるのが億劫
小さな部屋で、布団をたくさんかけて寝ているので、ちいとも寒くないし
遺愛寺の鐘は枕をちょっとずらせば聞こえてくると
香炉峰の雪は布団から離れんとも、御簾を上げれば見えるじゃろ
ここは(匡廬、廬山のこと)名声だのなんだのって煩わしかとから逃げるには一番のところたい
司馬って仕事(白居易は左遷されて田舎の司馬という役職をもらっていた)は老人にはちょうどいい仕事
気持ちが落ち着いて、体も休まるところが、一番いい場所やろが
何も都ばかりが故郷じゃないけんね~
ついでに枕草子はというと、
雪のいと高う降りたるを
例ならず御格子まゐりて
炭櫃に火おこして
物語などしてあつまりさぶろうに
少納言よ 香炉峰の雪 いかならむ と仰せられれば
御簾を高く上げたれば、笑はせたまふ、、、
。。。
枕草子 280
記録的な寒波だということです。
東京でも明日の最低気温はマイナス4度と訂正されました。
岬もマイナス3度だそうです。
こんな日には家に閉じこもって、、、なんて言っても、普段から家に閉じこもっている年寄りですから、代り映えしないか。
この子、普段はあまり主張しない子なんです。
他の子たちが、遊ぼうよとか、ああしたい、こうしたいっておねだりしているのを見ると、親として物足りないくらい。
ベランダに出たい時でも、窓のところに来て、ちらっとこちらを見て、目が合ったのが分かると、そのまま窓の外を見て立ち尽くしている。
それでも私が動かないと、前足で窓をチョンチョンってすると、私が窓を開けてくれると思っている。
それでも動かないと、ベランダに出るのを諦めてしまうんです。
散歩に行きたい時でも、ベランダに出て、手すりのところでじっと外を見ながら立ち尽くしているか、階段の上に来て座り込んでいるだけ。
ベランダで日向ぼっこって時とは、まったく行動が違うのですね。だから、後ろ姿で分ってよってことなんでしょうね。
ただ、二つだけ例外がありまして、その一つが、ごはん。
普段はちらちらとしか人の顔を見たり、目を合わせたりしないのですけど、ご飯のお皿にご飯がなくなるともうたいへん。
人の膝元にやってきて、じっと私の目を見つめて、訴えてくる。
なに? って聞くと、ぐるっと一回りして、目をお皿の方へ向けて、そしてまた私の目を見つめてくる、、、
試しに、知らんふりをしていると、近くの椅子や、人の膝を手でちょんちょんと突っついて人の気を自分に向けておいて、また一回り。
とにかく、何分でも人の目を見つめてくるので、どうも抗えなくなって、、、ダメな親ですね~
でもドッグフードは嫌い。だから、ドッグフードだけをお皿に入れているのを見ていると、匂いもかぎに来ない。
ただ、人の目を覗き込んで、なんか美味しいトッピングを用意してくれるのを待っているだけ。
なめられていますね~
そしてもう一つが、朝の起こし。
朝になると、ベッドに起こしに来ます。
これがチビ太にしてはとてもしっこい。
最初は、ドドドってベッドのところまで足音を響かせてやってきて、ベッドのふちに体を摺り寄せてバタバタしている。
そして、私の顔のところまで来ると、じっと顔を覗き込む。
それでも知らん顔をしていると、起きるまで、ベッドのふちを、ガシガシ。
時には、わざとか、それとも手が滑ったのか、、、 人の頭を手でガシガシ。これ、痛いんですよ。
この時は起きるまで諦めません。
最初は、親切に朝が来たから、起きなさいよって教えに来てくれているのだと思っておりました。
でも、最近は、生きているかどうかチェックしに来てるんじゃないかって。
だって、私が死んでるってのは奴にとっては死活問題。
老々介護の私たち、奴が死んでも私は別に困らないけど、
私が死ねば、奴はこの家から出られないから餓死するしかないのですからね、、、
その辺が分かっていての生存確認なんだろうかって思えてきたんですよ。
だって、こちらがもっと眠たかったのに~なんて思いながら、起きて来ると、キ奴は、ベランダの陽射しの中でのんびりと二度寝を楽しんでいる。
人間の可愛い子ちゃんだったら、料理をしてくれるとか、掃除や洗濯をしてくれるとか、なんかお返しがあるのだけど、奴は何もしてくれない。
ワークドッグ(使役犬)? なんて言葉は彼の辞書には痕跡もないのでしょうね。
猫の方がよかった。貸してくれるかどうかは別にして、まだ猫の手があるもんね。
なんか、腹が立ってきて、、、、
先日来、なんだか野菜の話がコメントされていますけど、
高くなっているようですね。
キャベツ一玉450円だとか、福岡では600円だとか、、、
一昨日、近くのスーパーで見ましたら、小さなキャベツが350円でした。
600円なんて馬鹿な値段ではないけど、普通では考えられない値段でしたね~
キャベツだけじゃなくって葉物全般が高くなっていると思ったら、
大根などの根菜も高いのですね。
だからして懐を守るために大根の栽培を始めました、、、、
なんてのは嘘ですけど。
いつものごとく、大根の首のところから切り落として水につけております。
新鮮な緑が目を楽しまさせてくれる。
味を占めて、人参もやり始めましたが、、、
まあ、これらが食卓に上がることはないので、エンゲル係数に影響はなし、
相変わらず貧困、、、
働かなくても、働かなくても、我が暮らし楽にならざりでございますよ。