夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

今日は変な日ですね~  タンブッコ アンサンブルと 勝浦市芸術文化交流センター

2019年09月07日 22時51分46秒 | 芸術・文化


今日は変な日です。
先ほど、昨日は「デューク・エリントン 柴田浩一」の記事を何人かの方が検索して見に来られていたって書いてましたけど、
今見たら今日は「タンブッコ アンサンブルと 勝浦市芸術文化交流センター」も何人かの方が見ておられているんですね。
こちらは2年前の記事で、11年前の「エリントン」の記事ほど古くはないのですけど、それでも、なんで今頃、それも何人もの方が見に来られるのか、不思議だな~って感じがいたします。

両方とも音楽関連の記事ですよね~
変な日ですね~

デューク・エリントン   柴田 浩一

2019年09月07日 11時33分50秒 | 芸術・文化


昨日は、なぜかこのブログの「デューク・エリントン  柴田 浩一」を検索して見に来られた方が数名おられました。エリントンのファンの柴田さんの渾身の一冊の発売の記事でした。

何で今更、まさか柴田さん亡くなったわけじゃないですよね。 まだお若いのに、、、、
なんて、気になって今までやったこともないのですけど、wikipediaを覗いでみましたら、なんと彼って私の弟よりも若いんだ。
同窓生なら(彼は同窓生じゃありませんけど)わが校の麗しき伝統として一才でも下の子は奴隷。ですから彼は奴隷の奴隷くらいの歳だったんですね。
会っているときには、なんとなく同じくらいの歳の人かと思っておりましたけど。
なら、香典は積み立てでよいのですよね。満期は50年くらい先にして、、、、
なんせ、寿命が延びてますからして。。。

なんて馬鹿話は別にして、改めてこの記事を見ておりましたが、11年も前の話でしたね~
ついでにこの本でリンクを貼っておりました、出版記念のパーティでの板橋文夫に触れた記事と そのパーティに行く電車の中で読んでいた本の話、本は安岡正篤氏の「新編漢詩読本」だったけど、タイトルは何故か「Proceed with caution」だったんです。
まあ、この3つは私としては珍しく、書評であったり、演奏への感想であったりしたものでしたけど、、、私としては、私にまだ感性の残滓がこびりついて残っていたころの、遠い遠い昔の話になりましたですね~
ブログ(このブログの前にも、Gooでブログを書いていてこちらへ引っ越しましたので、もう10年以上経ちますけど)を残していて、昔の自分を見るということ、、、これは現在なにかを発表(なんて、おおげさですけどね)する以上に価値のあることなのかもしれませんね~ 歳をとれば余計にね。

柴田さんのことで心残りは、家に来たいって言っていた彼が、当時、どっかの会社のテレビコマーシャルで流れていた素晴らしいピアノ、あれを自作自演していた可愛い女性を連れて来るけど、我が家にピアノある?なんて聞いてきて、ないよって答えたら、そのままになっちゃった。
ないけど、彼女にその気があるなら、この辺のホールでリサイタルでもなんて言ってたんだけど、信用してもらえなかったのかな。
私だって文化催事のプロデュースを生涯の仕事にしてきた人間だったんだけどね~
それ以上に心残りは、彼の奥さんのピアノを聞けなかったこと。彼は「クラッシクだから」って言ってたけど、柴田さん、私はむしろそっちの方だったんだけど、、、、

それにしても、、、歳をとりすぎた。
今となっては、あの彼女がピアノを弾いてくれても、奥さんが名曲を奏でてくれても、セミの声と区別がつかないほど、目も、耳も、衰えてしまっちゃったし、、、、、

昔、オランダの片田舎で深みのある赤の素敵なティセットを見つけました。欲しかったんですけど、まだ旅は長く続きそうで懐が心配、それに旅の最後はロンドンからの帰国だったんで、コーヒーの国オランダよりも、お茶の国のロンドンに行けばもっといいものがあるかも、、、なんて、我慢をしたんです。でも、欲しいものな~んもなくって、結局、現代版の景徳鎮のデザインが秀逸な大きい花瓶を買っちゃった。飛行機に乗るときに、キャビンに持ち込みたいって言ったら、大きいから預けてくれって、、、さんざん喚いたんだけど、聞いてもらえなくって、、、、帰国してみたら、中でボロボロに割れちゃってた。
その話を母親にしたら、ほんとに欲しいと思ったら、どんな無理をしても買うべきなのよ。あなたって極端に無茶をやるかと思えば、変に考えすぎて馬鹿をやっちゃう、、、って、どっちも馬鹿ってこと?、、、って、大笑いされちゃった。
あの時も、弟からグランドピアノ一台、あげるよって話が来てたんだけど、これ以上、部屋が狭くなったらとか、調律の費用をどうしようとか、馬鹿なことを考えてうじうじしてたんですよね。

ほんと、私って、、、、って言っても仕方ないか。それが私だもんね~






遠近法

2019年06月30日 10時17分26秒 | 芸術・文化

 

 

ここのところ一日のうちどっかで雨が降っている日が続いています。

梅雨だから仕方ない、逆にそうじゃなきゃ、後で、水不足だ~ 干ばつだ~って、 野菜やいろんなものが不作になったりしてもっと困ってしまうでしょうね。

雨、雨模様、、、諦めて楽しまなきゃ。。ってことで今日は遠近法。

 

僕らは遠近法というと、直線が一転に集中していくような構図をなんとなく想像してしまうけど、そしてそれを知っていれば、周りのものすべてがそうなっているのが分かるんだけど、

意外と明確にそれを見せてくれるようなものってのは、人工的に作られたものでもなければないんですよね。

トップの写真でもそれがはっきりするのは、田んぼの畔や、稲のラインが集約して行っている部分、、、つまり、人の手が入っている部分だけですよね。

 

自然界で一番簡単な遠近法は、近くにあるものは遠くのものを隠してしまうってこと、、

トップの写真でも遠くの山は近くの山にさえぎられていますよね。当たり前のことですけど。

 

そして少し時代が下がると、遠くのものは霞んでいくってことを描いていたりして、、

ついでに、青みがかると余計にその効果が出て素晴らしい、、、なんてね。

 

ただ不思議なことは、祖先の画家たち、遠くにいる美味しそうな鹿の群れを見ながら、絵を描いているとき

当然遠くのものは遠く、小さく見えていたはずなのに、みんな同じ大きさで、すぐそばにいるように描く。

それはいい、、、

でもそれからずっと現代に近くなってきたときにも、山の上にいる神様もお猿さんも、すぐそばにいるような大きさ。

目に映っているはずなのに、それがちゃんとキャンバスの上に反映されるまでに、なんでこんなに時間がかかるんだろうってこと。

これも一種の思い込みのせいかしらね~

まあ、人類の長い歴史は、思い込み(妄想)の歴史だから。

 

なんて、具にもつかないことを妄想しておりますよ。

もっと部屋の片づけや、掃除をしたり、、、家事にいそしむ方がよほど有用なんですけどね~

おいちゃんの非建設的性格はこの歳では矯正しようがないのでしょうね~

 

 


わ~お、すごい! オペラ座350周年ガラだって! チビ太もやりたい、、、間違っちゃった、訂正あります

2019年04月22日 02時52分53秒 | 芸術・文化
 
 
今、NHKでオペラ座350周年ガラの放映をやっています。
えぇ、350年前にできたんですね~ 凄いや。
そして、ガラのプログラムのあと、マリインスキーのジゼルでした。

バレエが本当に広まったのはむしろ、西欧(特に当時はその最高峰がオペラ座のあるパリね)でダメになって、ドサ(つまりロシアね)に流れて行ってからですけどね、、、
なんせそのころはロシアは田舎で、西欧に「追いつけ追い越せ」だったんですよ。
権力に任せて、ふんだんにお金を使ったから。
ゲージュツってのは金食い虫だからね。
今、それを出せるところが少ないけど。
おまけに、すごいプロモーターがいて、「もっと足出せ!」ってこれが評判で、、、、
こちらは今も変わらない、、、

 ジゼルの写真を探したけどなかった。
白鳥の湖はあったけど。
マリインスキー? ちゃうちゃう、蒲田バレースクール(あれ? もしかしてこんな名前のスクールほんとにあったら失礼しました。ごめんなさいね。なんだかありそうだったんで、多摩川バレエスクールに改称したんだっけ?)
あそこでは、生徒たちすごくがんばっていたんですよね~
いや、岬にもバレエスクールを作ろうかと思ったんだけど、生徒さんたち、「ぐじゃっぺだるけん  まあだ 杯ゃせんだった」
 
ところで、テレビを見ていたチビ太、
「わ~お、すごい! チビ太もやりたい」ですと。
昔、恋人のユキちゃんとグラン・パ・ド・ドゥ、踊ったよね~
 
 
あとは、こんなことになっちゃったけど、、、、
 

タンブッコ アンサンブルと 勝浦市芸術文化交流センター

2017年11月06日 00時43分14秒 | 芸術・文化


昨日のブログにアップしておりましたように、昨日は勝浦までパーカッションの演奏会を聞きにまいりました。
演奏会なんて、もう何年ぶりでしょう。企画していたころだって、切符を買ったり、貰ったりしていくことはあまりありませんで、たいがい楽屋裏か通路の後ろでへばりついて聞いているのが普通でしたので。
ご招待いただいたOさん、ありがとうございました。

所要があって、インターミッションまでしか聞けませんでしたが、タンブッコ。パーカッションのグループと言う触れ込みでしたので、太鼓系のアンサンブルかって早合点しておりましたが、マリンバ中心のプログラムでした。
私のような痴呆がかかった年寄りに、現代曲なんか理解できるだろうかなんて危惧しておりましたが、尖った現代曲ではなく、私にも分かるような曲ばかりでしたので、本当に久しぶりに楽しんでまいりました。



マリンバというと、もう40年以上前。オランダの現代音楽コンクールに出たいという方がいて、何年以降に作曲された曲が必要ということで、作曲家を選んで、曲を委嘱したりするのをお手伝いしたり、たまたまコンクールの期間、オランダにおりましたので、その方と、伴奏者、そしてマリンバを小さな車に積み込んで、会場まで走り回ったことがあります。この時の曲は、その後もいろんなマリンバ奏者が演奏しておりました。コンクールの結果? あぁ、グランプリをおとりになり、その後も同じ年か、その翌年に、芸術祭で入賞されておりました。

でも、もっと大変なマリンバとの関係がそれよりもずっと前にあったんですね。、彼女の1,2世代前のマリンバ奏者。日本のトッププレイヤーでしたが、その方の演奏会に行ったとき、振り下ろした撥が私めがけて飛んできて、あれ、見てくれ以上に重くって質量があるんですよ、頭に当たっていれば、夢多き若い時代に昇天ってことになっていたかもしれませんね。今となって考えると、その方が、幸福だったでしょうか???



よく言われることで、でも、あまり本気にはできないですけど、日本人って叩く音、弾く音が好きなんだ。だから日本人には琴や三味線が好まれる。中近東で生まれたリュートみたいな楽器が、ヨーロッパではこする音、繋がる音としてバイオリンになって、日本では琵琶になって行くなんて、、、まあ、当たっているようで、ほんとかな~って疑問も残りますけど。
その意味で、マリンバも日本で盛んになったんですよね。ただこれは同類が東南アジアなんかにもあったりして、、、要するに、叩く楽器は、人類の初めてのおもちゃでしたから、どこにあってもおかしくないのですよね。単音でよければ、拍子木なんてのもそのお仲間に入るでしょうし、もっと古くなれば、雅楽にだってその手のものが存在しますよね。

タンブッコの演奏に関しては、楽しんだって以上は申しませんが。
でも、観客席を見て嬉しくなりました。高齢者、後期高齢者がほとんどなんです。むしろもっと若手にも来て欲しいなって思うくらい。
あの、オランダのコンクールの時。オランダで私は、展覧会や演奏会の梯子をしておりました。それが仕事だったもんで。
その時に、羨ましいな~と思ったのが、客層。高齢者が多く、皆、楽しんでいるんです。
あの当時、日本で現代ものの企画をすれば、大都会は別にして、他ではほとんど買い手がなかったんですね。特に高齢層には尖った現代物は絶対に受けなかった。
海外のものを持ってきて、都会で2,3回イベントを組んで、それで終わりだと、大赤字になってしまうのですよ。それが分かるので、いいな~、これ紹介したいな~ってものがあってもなかなか手が出せなかったですね。
まあ、まったくやらないってことではなかったのですけど、あるとき、地方での演奏会の後、かなり老齢のおばあさんが楽屋まで訪ねてきて、とてもよかった、楽しかったって演奏家に言ってくれたのだそうです。彼が、ものすごく喜んで私に伝えてくれました。でも、こんなの日本ではほんとうにレアなことだったんです。
日本も変わってきているのでしょうか。
でも、おいちゃんは、コンテンポラリー嫌い、分からん。だからバロックホール作れなんていまだに騒いでおりますけどね。
タンブッコにかかわっておられる私の知人、彼女はその当時から現代物を、民間の企業の中でやって来られているんです。私みたいなすぐに音を上げてしまう人間にはできないことですね~



ところで、勝浦市芸術文化交流センターのホール、キュステというのだそうです、ものすごく変わったホールに見えました。
まず、ホールのピッチがつかめないところ。もしかしたら、低めに設計されているのかな~って思いますけど。まさか、なんかの仕掛けでピッチが可変になるってことはないですよね。オランダにそんなホールがありました。ジャズをメインにしている小ホールでしたが、オランダのジャズをプロモートする機関のお偉方が鼻高々に自慢しておりました。ほんとはクラッシックのホールにこそ欲しい機能ですけどね~ ただ、実際にどんな効果があるのかは聞いたことがないので分かりません。

客席は3層になっておりました。ステージ前のもしかしたら、なにかゴニョゴニョってするとオケピットになりそうな部分。真ん中の層。そして今回は使っておりませんでした上の天井桟敷ってほどじゃありませんけど高い層。
ステージ前のピットは音が頭を超えていくでしょうから論外。サントリーホールの最前列の端。普通、こんなところの切符は買わないのですけど、タダ券をもらってオケを聞きに行きました。音はスカスカ。ボディがないのですね。それ以上に、驚いたのが、手前の楽器(チェロでしたけど)とファーストバイオリンの音がものすごくずれるんです。音速って一秒間に何メートルだったっけって計算したくらいですから。かぶりつきなんてのは、踊り子さんの胸の谷間に万札のチップを挟める以外は止めた方がいいということを学習いたしました。
天井桟敷もどうだろうって多少疑問ありの感じ。ヨーロッパの有名なコンサートホールは、あそこは値段が安いので、貧乏な学生や、本当に音楽が好きな人が集まるなんて言われていますけど、やっぱり音は悪いですよね。確かに、交わされている会話は辛辣で面白いのですけど、だって、他では、出演者の知名度で評価しているような「かっこだけ」ファンが多いので。
今回、私は真ん中の層の後ろ左隅におりましたが、けっこう音響的には難しいかな~ってホールでした。
前からの音は通るのですけど、戻ってくる音が少ない。ないわけじゃないのですね。でも少ないから、音に潤いがつく以前にもにゃもにゃになってしまいそう。
でも、真ん中の層の中央部はいいのかもしれませんね。
残響、可変になるような装置は見当たりませんでしたけど、あるのかな? 
なんとなく、高音と低音が吸われているようで、ちょっと気持ち悪い感じがしました。

演奏者にはけっこう評判がいいかもしれません。ステージに上がっていないので何とも言えませんが、後ろにあるステージ上の反射板の効果はよさそう。ただし、音の全域にわたって均一に反射しているのかどうかは疑問。
特に、バイオリンとか木管のフルートはステージ上では綺麗に聞こえそうな感じがしました。
ただし、遠鳴りするバイオリンはここではどう響くのか、興味ありって感じですね~




またまた蛇の足で、
このサイズの小ホールはどうしても必要なんですけど、民間が独自で企画をしようとすると、採算が取れないのが泣きですよね~
大昔、地方にあるこれよりももう少し小さい個人が持っているホールの企画を任せてもいいけどって話があって、仕事を止めてそっちへ移るかなんて、一瞬思ったんですけど、計算してい見ると満席になってもギャラも払えないんですよ。結局、諦めましたね。
でも、大きければいいのかっていうと、さいたまアリーナができた時、オープン企画を作ってみないって声をかけられて、、、、、これはこれでビビっちゃって終わりでした。だってキャパ45000だって!
まあ、要するに、おいちゃんは何もできないってことですね~

今日の写真は、記事とは関係なしに、、、 種種種、、、

スポットを浴びる

2017年07月20日 12時04分10秒 | 芸術・文化


せっかく生きてきたのだから、一生に一度くらいはスポットを浴びて、自分が生きてきた証を皆に見て欲しい、、、
なんて、考えるのはおかしなことでしょうか?
まして、創造者として、アーティストとして自分の一生をそれに費やし、活動している人にとって、スポットを浴びるということはどんな意味を持つのでしょう。
自分が心血を注いで作ってきたものが、独り善がりではなく、人からも認められるものであるという実感、、、、
それは自分の存在意義にも等しいものなのでしょうね。
でも、それを求めるあまり、人に認められることが最優先になってしまった人のなんと多いこと。。。。
まして、人に認められることイクオール作品が高く売れることって短絡的な判断。
世界的に有名なアーティストと呼ばれる人がそれを当たり前のように公言し、アーティストの多くがそれを疑いもなく受け入れている現状ってのは、、、



デモクラシーがモボクラシーの危険をはらんでいても受け入れざるを得ないことと、ポップアートがただの驚かしの産物になり果てるのとは次元が違うと思うのだけど、、、、
なんちゃって、アーティストじゃないから言えるんだけどね。

ノマドの音楽

2016年12月31日 17時03分59秒 | 芸術・文化


ほんとはちょっと違うけど、春になるとヨーロッパにあふれてくるノマドの音楽。
あれを日本に招聘したかったんだけど、聞いたら、「彼ら、お金を渡したら、どっかにすっ飛んで行って、酒浸りになるよ。絶対に危ない」って言われて、断念したんですよね。

民族性のある、その国、国民のリズム、音楽ってとても興味があるんですけど、、、



Czardas - Hungarian Romani Josef Szalai



こっちは別な意味で興味があるけど、、、、

Princess - Monti csárdás


アルゲリッチのモーツアルト、それもデビュー前の録音だって「

2014年02月27日 20時02分41秒 | 芸術・文化


アルゲリッチのファンだったら見逃せないかも、、、
彼女がショパンコンクールで優勝する前の年の録音のモーツアルト。
アルゲリッチのモーツアルトは少ないんですよね。
嫌いなんじゃなくって、彼女のお師匠さん(グルダ)が得意としていた作曲家だったから彼女はあまり弾かなかったみたいなんですよ。
発売は3月の20日だって。どんな演奏なんでしょうね~


マルタ・アルゲリッチ Vol.1 ~ モーツァルト : ピアノ協奏曲 第21番 & ピアノ・ソナタ集 (Martha Argerich Vol.1 ~ Mozart : Piano Concerto No.21 | Sonatas K310, K333 & K576 / Cologne Radio Symphony , Peter Maag) (1960) [輸入盤]
クリエーター情報なし
Doremi Records

光あれ! そして、浅薄我が身を振り返り、慙愧慙愧

2013年12月22日 07時42分07秒 | 芸術・文化


知人の作品。
もらった時は、「なんだこんなもん、きれいきれいだけじゃない」なんて思っておりましたが、
置き場所を変えて、朝日があたるような場所に置いてみましたら、陽射の動きで素晴らしい表現をするんですね

作る側の大変さはさんざん聞かされていますけど、
鑑賞する側の大変さってのもやっぱり大事なんだなって。。。

そんなの、美術館の照明なんかで、学生さんに散々言って来たことなのですけどね~
自分自身に身についてなかったってことですね。。。。慙愧慙愧!

もちろん、好みなんでしょうけど、、、

2013年11月08日 06時56分39秒 | 芸術・文化


知人でパウエルの笛を持っている人がいました。
村松の工場へ連れて行った時に、工場の人がその笛を見て、呆れ果てて、ちょっと直してあげましょうかって親切に言ってくれたんですけど、彼は「私はこの壊れ具合がちょうどいいのですよ。完全な楽器には出ない表現ができる」なんて澄まして断ってました。

車もそうですね、、、以前乗っていたマセラティ(って、マセラッティ乗りはこんな表記はしないんですけど) ギブリの最終モデルのマニュアルミッションって言う日本では希少種だったんですけど、あれを日本の車のメーカーに持って行ったら、どこでも不合格の判子を押されてしまうかもしれないですね。ほんと、乗っていて満身傷、病気だらけの車でしたから。でも、ある一瞬、4000レブくらいで、アクセルをちょっと吹かしたりした時、ものすごく自分の納得のいく動きをするんですよね。あの感覚が忘れられなくって、どうしても手放せなかった。結局、車検を通すのに必要な整備をするのに新車の(国産)フルサイズの車と同じくらいかかると言われて、諦めて、軽自動車の下取りにしちゃったんですよね。まあ、その落差も私らしいっチャ私らしいって自覚はありますけど。

村松にはもう知っている人はいなくなっちゃったでしょうし、ヤマハだって同じだけど、車にしても、日本のものって凄く優等生。どこをとっても問題ないレベルなんですよね。
それはそれで、凄いこと。日本の技術力の誇るべき成果ですけどね、、、

写真は、スタンウェイのフルコンサート。これまた弟の発表会の徒然に撮ったもののいちまいですけど、これもある意味、優等生ですよね。
昨日、テレビでベーゼンドルファーを弾いているのが放送されていたけど、私にはベーゼンドルファーの音の方が好きなんですし、スタンウェイよりもドイツのシュイタインウェヒの方がよかったって思うこともあるんですけど、、、
どうも、優等生の前に立つと、劣等感が湧くのかな、、、、
劣等性の僻みなのでしょうかね。

でも、欠点ばかりなのに、一つだけ自分の胸に触れる、もの凄く光る点があるというのもまた、私には、いいな~って思えるのですよ。だから、あの頃、車について書いていたものは「ファンム・ファタール」のカテゴリーを作っておりましたけど、不満だらけ。でも、それなら売っぱらっちゃえばいいのに、ぶつぶつ文句を言いながら、持っているんですからね~

親が子供を育てる時も同じですよね~
優等生を育てるのがそんなにいいのかな~

天の邪鬼っていうのは自覚してますけど、それ以上に、こんな私って、やっぱり変?