狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

沖縄のヒトラー、高裁で敗訴!八重山教科書問題

2013-07-26 06:52:12 | 八重山教科書採択問題
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八重山教科書

控訴審を棄却

高裁那覇支部

八重山地区の中学校公民教科書問題に関連し、石垣市内の中学生1人が同市に東京書籍版の無償給付などを求めた訴訟の控訴審判決で福岡高裁那覇支部は25日、一身那覇地裁判決を支持、原告の控訴を棄却した。 
今泉裁判長は、2011年9月に東京書籍版を採決した地区3市町の全教育委員会の協議の場で「石垣市教育委員会が東京書籍版を採択したとはいえないと判断。 採択の主体は地区内の市町村教委と定めた教科書無償措置法や地方教育行政法に基づき、多数決で東京書籍版を選んだ決議は、同市教委に拘束力はない

                  ☆

県内識者を総動員し、あれほど大騒ぎした八重山教科書問題の高裁判決を、ベタ記事で済ます沖縄タイムスの面の皮の厚さは、凡人には測りがたきものがある。

この問題に関しては当日記としては、既に「終わっている」という認識だが、プロ市民が」中学生を矢面に立て、訴訟に持ち込んでくれたので、むしろ法廷で決着をつけた方がすっきりするとは考えていた。

裁判の要点を言うと、2011年9月の県教委主導による「全教委協議」が有効か否かの判断であり、裁判所はこの協議の有効性を否定した。

さらにの問題は、慶田盛竹富町教育長の主張が正しいのか、それとも玉津石垣市教育長の主張が正しいのか、を裁判に持ち込んだと言い換えることも出きる。

勿論裁判長は、慶田盛氏の判断が間違っており、玉津氏の判断が正しくいというお墨付きを与えたことになる。

この手のイデオロギー絡みの裁判は敗訴がわかっていても、体面上、上告するのが通例だが、一方では石垣市が裁判費用を使いすぎという訴訟の動きもあるという。

ならば最初から敗訴が予測される上告など止めにしたらどうだろうか。

なによりも子供をイデオロギー裁判に引っ張り出すプロ市民のいやらしさに呆れる裁判である。

それにしても、声高に「全教委協議」の正当性を主張し、慶田盛ヒトラーを支援した、大学教授や弁護士の面々、このままフェードアウトを決め込むつもりなのか。

あれほど騒いだ「金武町・流弾事件」と同じように・・・。

「危険な欠陥機オスプレイ」も、発狂新聞が騒動に火を点けたという点では、同じ運命をたどるだろう。

                        ☆

■7月25日 世界日報「沖縄のページ」

基地問題で揺れる「民意」―参院選

反基地の糸数氏「民衆の勝利」/比例は辺野古推進の維新新人

「県外」主張し敗れた自民県連/迫られる態勢の立て直し

 21日に投開票が行われた第23回参院選の沖縄選挙区(改選数1)では、地域政党・沖縄社会大衆党委員長で現職の糸数慶子氏(65)=社大、共産、生活、みどり推薦=が新人で自民党公認の安里政晃氏(45)=公明推薦=との事実上の一騎打ちを制し、3選を果たした。一方、比例代表では、反基地を訴えてきた社民党が議席を失い、辺野古移設推進の前浦添市長・儀間光男氏(69)=維新新人=が初当選。政府・自民党が推し進める普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に対して「県外移設」を主張して敗北した自民党県連は、来年初めの名護市長選、その後の知事選に向けて態勢の立て直しを迫られる。

(那覇支局・竹林春夫、豊田 剛)

 那覇市古島の教育福祉会館に特設会場を設けた糸数陣営。午後9時37分ごろ、NHKにつづいて民放テレビに当確が出されると、選対本部長の大城一馬県議は、「総理に問いたい。これがオール沖縄の声だ」と訴え、勝利宣言すると、集まった約100人の支持者から一斉に拍手が湧き起こった。

 万歳三唱後、糸数氏は開口一番、「沖縄の一議席、平和の一議席の勝利。私は『県外移設』でぶれない。『(名護市)辺野古の海を守る』と訴え、一貫して(普天間飛行場の)県内移設に反対し続けた」と述べた。

 「憲法改正、TPP参加、そして、何よりも(普天間飛行場の)辺野古移設、オスプレイ配備をはじめとした基地政策など、安倍政権がやっていることは、県民が受け入れられないことばかり。明確にノーという意志を示すことができた」「これが県民
の総意だ」と喜んだ。

 自民党本部が沖縄を重点選挙区と位置づけ、選挙戦終盤になって首相や閣僚が次々と沖縄入りしたことについて、「差し障りのない話ばかりして沖縄県民をバカにしている。県民・民衆の勝利だ」と移設問題を曖昧にした自民党陣営を追及。大城氏は、「(安里氏は)首相や閣僚の前では『県外』と言わなかった。これは県民だましであり、首相らの来沖はむしろ、県民の怒りを招いた」との見解を示した。

 生活、共産、社民、みどりの風の「野党共闘」も奏功した。玉城デニー衆院議員(生活)は、「ゆるやかではあるが野党が一枚岩となって選挙戦を戦った」と振り返る。自公支持者の票の約2割が糸数氏に流れたことについて、「県民は安倍政権に対して『ノー』を突きつけた。保守の中にもアベノミクスに頼らない違う政治を求めている人がかなりいる」と分析した。

 糸数氏は、今年1月に米軍新型輸送機オスプレイの配備に反対する全市町村長の連名の建白書を提出したことで、オスプレイ反対を「県民の総意」と主張してきた。

 「私の訴えが足りなかった。期待に沿えず申し訳ない」と敗北を認めた安里氏。3選を果たした糸数氏の得票数29万4420票に対し、無名の新人で26万1392票を獲得した安里氏に対し「よくやった」と支持者は労をねぎらった。

 終盤戦で安倍晋三首相や閣僚が沖縄入りし追い上げムードが高まっただけに、選対本部長の仲井真弘多知事は「結果は残念だ。まだにわかには信じられない」とショックを隠し切れなかった。

 「移設問題での党本部と県連とのねじれが最後まで尾を引いた」と安里陣営幹部。県連は「県外移設」を打ち出して、基地問題を選挙の争点からそらそうとしたが、糸数陣営が「辺野古移設反対を明記しない県連は信用できない。県民をだまそうとしている」と県連と安里候補を批判した。

 「県連と安里候補が辺野古移設を明言すれば、県内の保守層が必死に運動し、勝てたかもしれない」と党県連幹部。「県外移設」に県連が固執したことで、辺野古移設を支持する自民党支持者や保守層が分断され、安里氏への票に結びつかなかったというわけだ。

 獲得票で見ると、離島地域では軒並み安里氏が上回り、辺野古が所在する名護市では両者ほぼ互角だったが、那覇市、浦添市、宜野湾市、糸満市、うるま市の都市部で糸数氏が優勢だった。糸数氏は前回より8万票以上減らしたが、安里陣営はそれを取り込むことができなかった。

 同時に行われた那覇市議会選挙では自民、公明の与党系が過半数を確保したにもかかわらず、安里氏に票が回らなかったのは、翁長雄志那覇市長や県議、市議らが反オスプレイ運動に同調した結果、一般市民が糸数氏の「米軍基地反対」に同調した可能性も否定できない。

 全国的に1人区で自民が圧勝した中で、最重要選挙区の沖縄で自民公認の安里氏が敗北したことは、今後、翁長政俊県連会長ら自民党県連役員への責任を問う声が出てくることが必至だ。

 一方、県出身の比例代表を見ると、辺野古移設を公約に掲げた維新新人で前浦添市長の儀間光男氏が地域政党そうぞうとの協力で初当選した。これまで一議席を確保してきた社民党だったが、辺野古移設反対で反基地運動の先頭に立っていた社民党新人で沖縄平和運動センター事務局長の山城博治氏は落選した。沖縄県で反基地の国会議
員が1人減り、辺野古移設推進の国会議員が1人増えた。辺野古移設の民意が示された格好だ

 来年1月には名護市長選、来秋には知事選が予定されている。参院選で全国的に大勝しねじれを解消した安倍政権と自民党本部が普天間移設を含めた「沖縄問題」で今後どう解決を図るのか、「県外移設」で敗れた沖縄県連が執行部の人事を含めどのように態勢を立て直すことができるのか、「沖縄決戦」はまだまだ続きそうだ。



【美ら風】日本兵は村を救った恩人
 「私が知っている日本軍は決して悪くなかった」

 今月8日から8回にわたって本紙で連載された「貶められた旧日本兵―『援護法』に隠された沖縄戦の真実」を読んだ読者から電話があり、沖縄戦における日本軍の思い出を聞くことができた。

 その人は、元宜野湾署長で那覇市在住の崎浜秀治さんで、現在77歳。崎浜さんによると、沖縄戦当時は小学生で、沖縄本島北部の本部町屋比久原に住んでいた。海軍陸戦隊の39人が集落に配備され、陣地構築を始めたことをきっかけに兵士と関わりを持つようになった。

 幼少期に父親を失った崎浜さんは、「隊長と会って話を聞くのが楽しみだった」という。「隊長らは陣地構築に出掛けるたびに実家の前を通りかかると気さくにあいさつしたり、話しかけてくれて、乾パンなど貴重な食糧を恵んでくれた」

 那覇市街が壊滅的な被害を受けた「10・10空襲」をきっかけに、米軍機による空爆が激しくなると、「ここも激戦地になるから、もっと安全な場所に逃げたほうがいい」と助言され、同町のさらに山奥にある集落に避難したという。

 当時の屋比久原の集落は約30世帯、人口約100人。敗戦後、全員の無事が確認された。それも、隊長の指示により安全な場所に疎開したためだ。集落にとって隊長は「命の恩人」であり、今でも皆が感謝しているという。

 崎浜さんは、糸満市の沖縄県平和祈念公園を訪れるたびに平和の礎に刻まれている隊長の名前の前で手を合わせている。そして沖縄戦で勇敢に戦い、住民を守ってくれた日本兵の汚名が晴らされる日が来るのを待ち望んでいる。(T)

 

【おまけ】

福島瑞穂社民党代表が参院選敗北の責任を取って辞任するというが、「ワジワジー」と「ガティンナラン」を繰り繰り返すしか能のない照屋寛徳衆議院議員も引責辞任するらしい。

本日の沖縄タイムス2面最下部のベタ記事見出し。

国対委員長職

照屋氏が辞任

絶滅危惧種が絶滅するのは、その種に生まれた宿命であり、引責辞任すべき問題ではない。

絶滅は時間の問題だと思うのだがね。(涙)

沖縄選出国会議員で社民党後任の山城候補が落選したのは、「ワジワジー」して「ガティンナラン」ですかね。(再度、涙)

  

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 『パンドラ訴訟』の高裁判決は、7月29日に下されます。

 ※訴訟の性格上、原告、被告どちらが勝訴しても上告が予測されます。

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