狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

歴史認識新たな潮流、韓国で

2013-07-09 07:01:09 | ★パンドラの箱訴訟

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【告知】

本日も『世界日報【連載】貶められた旧日本兵-「援護法」に隠された沖縄戦の真実』の紹介のため、午後2時~3時の間に2回目の更新をいたします。

                ☆ 

韓国「保守派教科書」左派は警戒 歴史認識新たな潮流

【鼓動】
韓国、歴史認識の対立激化!勢いづく保守派に、左派「歴史観の破壊許さない」

2013.07.07


ソウルのプレスセンターで6月24日、抗議の声を上げる保守系の研究者たち。韓国の民主党など革新・進歩陣営が学問の自由を弾圧・妨害し、歴史を歪曲していると訴えた【拡大】
 
ソウルのプレスセンターで6月24日、抗議の声を上げる保守系の研究者たち。韓国の民主党など革新・進歩陣営が学問の自由を弾圧・妨害し、歴史を歪曲していると訴えた

 韓国で現代史の歴史認識をめぐる対立が激化している親北朝鮮の左派系学者の影響を受けてきた学校教科書が多いなかで、こうした風潮にとらわれず新たな観点から歴史を見つめ直そうと試みる出版社も現れた。休戦協定から60年の節目を迎え、朝鮮戦争や韓国の民主化過程などをめぐる歴史観の対立も再燃。北朝鮮に対する見解の相違も対立の一因として影を落としている。(ソウル 加藤達也、写真も)

 ■焚書坑儒の現代版

 ソウル中心部にあるプレスセンターの一室で6月24日、韓国の著名な保守系学者やジャーナリストらが所属する団体の声明発表があった。

 学者らは、「歴史歪曲と学問弾圧を心配する知識人の集い」のメンバー。読み上げた声明には、「学問と思想の自由を弾圧する民主党(左派系野党、旧民主統合党)を糾弾する」という激しい題名が付けられ、声明の賛同者には研究者やジャーナリストら400人以上が名を連ねた。

 反発のきっかけは韓国の出版社、教学社の高校教科書「韓国現代史」をめぐり、韓国の民主党議員が保守系の執筆者らに「特別監査」を行ったことだった。

 保守派は、監査が「真実の追究、研究への意欲を萎縮させる目的で実施されたもので、事実上の思想調査にあたり、学問の自由を圧迫するものだ」と批判。声明発表に参加した1人は、秦の始皇帝が書物を焼き捨てて批判的な学者を埋めて殺害した「焚書坑儒」の現代版だ、と声を荒らげて民主党を批判した。

 ■多面的記述目指す

 関係者によると、教学社版では日本統治時代について、これまでのように「過酷な植民地政策と、支配への果敢な抵抗」を前面に押し出した歴史認識を排し、当時を生きた大多数の韓国人の実際の暮らしや努力、成果なども多面的に盛り込んだものになっているという。

 また、日本支配から脱した後の現代史についても、“(李承晩、朴正煕両元大統領による)独裁と対決した反独裁勢力による民主化闘争史”など、政治史中心の記述に変更が加えられ、経済や文化の発展や国際化、国民生活の変化などにも光を当てる。多様で幅広い視点からみた記述が大幅に増加するという。

 保守派を中心とする歴史認識の見直しの動きは、左派系学者の影響が強い教育現場の現状に対する「歴史学」への憂慮がある。2011年から高校の教育現場で使用されている韓国史の教科書をめぐっても、保守陣営やメディアは「親北朝鮮的な記述だ」として具体的に問題点を指摘してきた。

 教学社の教科書の記述内容が最終確定するのは8月で、それまでは全貌はうかがい知れない。「韓国自身の歴史に関する認識を立て直す」と勢いづく保守派に、左派勢力は「歴史観の破壊は許さない」と危機感を募らせているのだ。

歴史研究の民主化

 韓国では、朝鮮半島における民族的に正統な政権は北朝鮮だとする勢力がいまなお優勢だ。教育関係者によると、この勢力は中学、高校の教師の間に深く根ざしており、「ただでさえ左派的な教科書の内容を踏み越え、生徒に『朝鮮戦争の発端は米帝国主義に追従した南(韓国)政権の北朝鮮への侵略にある』などと、平気で発言する」という。

 近現代史の事実や現象は、「抗日」や「独裁への抵抗・民主化」をからめて半ば「押しつけられてきたのだ」と、元ジャーナリストの大学教授はいう。

 半面、歴史教科書をめぐる対立がここにきて激化した背景には、民族や外交、社会の動向など歴史研究が多様化し、研究成果の公表と合わせて“民主化”が進んだことが挙げられる。

 「経済や社会の発展史の観点に照らすと、従来の抗日や独裁打破にこだわった歴史認識では説明がつかない矛盾点が多くあり、客観的な事実を通じた科学的な真実の解明という歴史本来の役割を果たし得ないという現実に突き当たった」と、歴史学界の関係者は指摘している。

 ■修正続く歴代政権

 現在の韓国で歴史認識の対立が激しさを増している理由は、もう1つある。それは、保守系与党セヌリ党の朴槿恵現大統領が、朴正煕元大統領の娘だという点だ。

 現大統領の実父をめぐっては、「韓国の近代化に大きく貢献した」という前向きな評価と、「情報機関を駆使して独裁体制を敷き、民主化の動きを弾圧した」とする否定的な評価がある。

 近代化の過程では日本との国交正常化を実現したが、これをめぐっても日韓基本条約を結び、日韓請求権協定によって日本からの資金を導入して社会基盤と産業力の基礎を整え、現在の韓国の繁栄の礎を築いた-と評価する保守派に対し、左派は「開発独裁」や「親日」、さらには「植民地によって失われた個人財産を日本に請求する機会を放棄した国賊」といった言葉を使って批判することがある。

 盧武鉉(ノムヒョン)、李明博(イミョンバク)両政権など歴代の政権は、日本の統治時代を含む現代史について、発足当初は「未来志向」と言いながら、末期には「過去史の見直し(清算)」と称して「修正」する事態を繰り返してきた。

 左派は現在、朴元大統領のマイナスの歴史評価を、その娘である朴槿恵大統領の正当性を否定する論調に転用、政権運営上も看過できない問題となっている。

    ◇

 教学社の教科書問題昨年、国の検定を通過した韓国の出版社、教学社の高校教科書「韓国現代史」をめぐる問題。韓国メディアによると、執筆陣の中で保守派の代表格とされる政府系研究機関「韓国学中央研究院」の鄭永順氏らを対象に、民主党議員が研究に関わる出張費や研究結果などの提出を要求する「特別監査」を実施した。一部の左派系メディアは監査を大きく伝えたのに対し、保守勢力は強く反発している。この教科書の記述内容は8月に確定する見通し。

                 ☆

> 学者らは、「歴史歪曲と学問弾圧を心配する知識人の集い」のメンバー。読み上げた声明には、「学問と思想の自由を弾圧する民主党(左派系野党、旧民主統合党)を糾弾する」という激しい題名が付けられ、声明の賛同者には研究者やジャーナリストら400人以上が名を連ねた。

現代史の歴史認識では韓国の学者と連帯し反日歴史観を示す沖縄の知識人は、在野にありながら「歴史歪曲」を行っていることは周知のとおり。

>近現代史の事実や現象は、「抗日」や「独裁への抵抗・民主化」をからめて半ば「押しつけられてきたのだ」と、元ジャーナリストの大学教授はいう。

韓国の学者が言う「抗日」は沖縄では「反日サヨク歴史観」となり、その象徴が「残虐非道な日本軍」という言われなき誹謗中傷である。

【追記】

沖縄の「識者」の中にも最近「歴史を歪曲した」とか「恥を感じる」などと、これまで行ってきた歴史歪曲を活字媒体で「懺悔する」者もでてきた。 来るべき「審判の日」に備えてのアリバイのつもりなのか。(歴史歪曲者の「懺悔の書」については、世界日報の連載終了後詳述する予定である。)

 ■涼太さんのコメント

「隠された沖縄戦記」を書いた富村順一さんを襲撃した青年が、後に援護法の真実を知り、富村さんに謝罪し自殺したのがつい最近の平成17年です。
このことは長きに渡って左翼の嘘捏造が、沖縄の人達を蝕んでいたことが分ります。特に多感で感受性の強い青少年ほど影響を受けやすい。
そして今なお残るヤマトンチューへの反感もその様な土壌の上に生まれたのだと思います。
これから出てくる青少年に真実を教える。
狼魔人様、上原正稔さんの活動もその意味でも意義があります。
集団自決裁判が始まったのも、確か平成17年。
ここ10年でも県民の意識は相当変わってきたと思います。 

       ★

 富村順一氏は沖縄タイムス御用達の「識者」として沖縄メディアのご機嫌取りの駄文を書いておれば、それなりの優雅な晩年を過ごせたはずだが、沖縄メディアが捏造した沖縄戦史に気がつき、これまでの安逸なお抱え知識人の座を捨て、「大江・岩波集団自決」の原告側応援団を買って出るが、晩年は経済的にも恵まれず人知れず亡くなったと聞く。

沖縄の識者で沖縄メディアなどの「異論を許さぬ全体主義」に逆らったら、経済的、社会的に極めて不利な状況に陥るという例を富村順一氏は自ら示してくれたことになる。

以下は富村順一氏についての過去エントリーの再掲である。

八重山教科書訴訟、続・タイムスを恫喝した男2012-06-28 より「抜粋」

コメント欄から富村順一氏の死を知った。

未確認ではあるが、80歳を超える高齢と左翼の襲撃により被った身体的ハンディ、それに独り身でいながら不規則な食生活を考えると「富村氏死亡」のニュースがネット上を駆け巡ってもおかしくは無い。

昨日のエントリーで「富村順一氏こそいま、沖縄タイムスがもっとも発言してほしくない人物」と書いたが、コメント欄では「沖縄タイムスにとっては早く死んでほしい人でしょうね「という声もあった。

まさか恫喝を受けた当事者の新川明氏が夜な夜な富村氏のわら人形に五寸釘を打ち付けていたとも思えないが・・・。

ご冥福をお祈りいたします。

以下は昨日の続編で、続沖縄タイムスを恐喝した男!究極の「転向者」富村順一に一部加筆してあります。

 
■究極の逆転向者ー富村順一■

前回、極左作家富村順一氏の恐喝に屈して『鉄の暴風』の記事を人目を避けるように削除した沖縄タイムスは、その歴史に致命的汚点を残した、と書いた。

口止め料として50万円を脅し取った上、タイムスの「穏便に」という願いを踏みにじって自著で「削除記事」を暴露し大儲けをした富村順一氏について今回も触れる。

大阪西成区に在住の元極左活動家、富村順一氏は、「集団自決裁判」には不自由な車椅子の体を押して大阪地裁まで来て、梅澤・赤松両元隊長の無実を訴え、大江に謝罪を求める文書を配布した。

左翼に襲われ車椅子生活に!

それまでの極左的発言から、ドラマチックな「転向」をし、原告側応援団の仲間入りした富村氏は、それまでの作家として、あるいは沖縄の「文化人」としての安逸な生活を失ってしまった。 

富村氏が「転向」の代償として受けたのは社会的経済的マイナスの他に、「裏切り者」として左翼集団による肉体的暴力だった。その結果現在車椅子生活を強いられている。

富村氏は、左翼集団の暴力により、手にも損傷を受け、原稿を書くことさえママならない状態であるという。

■富村氏が極左作家になった経緯■

富村順一氏は1930年5月3日、沖縄県国頭郡本部に生をうけるが、生来の反抗心から学校でトラブルを起こし小学校二年で放校となる。

15歳で終戦を迎えるが、戦後は窃盗、暴力行為と刑務所の出入獄を繰り返し、1955年保釈中にクリ舟で米軍統治下の沖縄を脱出し、奄美徳之島経由で島伝いに鹿児島に上陸する。

以後全国を放浪するがその間も犯罪を繰り返し、各地の刑務所の出入獄をくり返す。

1970年7月8日、「70年安保騒動」に刺激をうけ、「東京タワー占拠事件」を引き起こす。 

その日、富村氏は牛刀二丁を手に、たまたま東京タワー見学中の米人宣教師を人質にとり、タワー特別展望台を占拠して、次のように叫んだ。

「日本人よ、君たちは沖縄のことは口をだすな」

「天皇は第二次世界大戦で300万人を犠牲にした責任をとれ」

「沖縄の女性みたいに、正田美智子も売春婦になり、沖縄人民のためにつくせ」

結局、逮捕、起訴され、懲役3年の実刑を受けるが、公判中その過激な言動に共鳴した左翼弁護士の支援団体が結成され、獄中で弁護団と交した手紙が『わんがうまりあ沖縄」(富村順一著 拓植書房 1972年)として出版されることになる。

出版日が沖縄返還の日の直前という話題性と、特異な犯罪を起こした沖縄出身者という好奇の目もあったが、そのたどたどしい日本語の文体をそのまま校正なしに出版したことが読者の興味をそそり、この手の本には珍しく重版を続けベストセラーの仲間入りをする。

ちなみに同書の前書きには「富村公判対策委員会 富村順一手記編集委員会」の名で次のような解説が付いている。

○原文中、ら行とだ行の置き換えが、たとえば「やられる」が「やだでる」のように用いられています。これを17頁~35頁までの間のみ、ルビをつけ例としました。 それ以降は原文のままにしておきました。

○原文の漢字の誤用はカタカナに書きかえました。しかし、これはすべてではなく、誤解をまねくものを主にし、本人の原文中、カタカナで記されているものとの区別はつけません。

○送りガナはあえて統一しませんでした。

○原文中、促音がないものが大部ありますが、それも原文のままです。

○原文中、「   」の部分を傍点をつけ、「    」をはずしました。

支援弁護団と出版社の描いた「小学校もろくに出てない虐げられた沖縄人が書いた日本に対する抗議の書」、といったイメージは見事成功した。

同書の成功以後極左集団の支持を受け、次々とサヨクが狂喜するような過激なテーマの出版を続け、沖縄に戻っても沖縄タイムスを始めとする左翼メディアや左翼文化人にちやほやされ、講演会や執筆活動に追われるようになり、すっかり沖縄左翼のヒーロー的存在になる。

富村氏の著作を拾ってみても沖縄の左翼文化人が喜ぶような過激なそのタイトルが並んでいる。

『沖縄にとって天皇制とは何か』沖縄タイムス社 編。 沖縄タイムス社。 1976。 タイムス選書 

『沖縄戦語り歩き 愚童の破天荒旅日記』 富村 順一 編著。 柘植書房。 1995。

『沖縄戦に散った愛 天皇の押し花になった子供たち』 富村 順一 著。 JCA出版。 1982。

『隠された沖縄戦記』 富村 順一 著。 JCA出版。 1979。

『韓国の被爆者』 富村順一 著。 JCA出版。 1980。

『皇軍とアイヌ兵 沖縄戦に消えたアイヌ兵の生涯』 富村 順一 著。 JCA出版。 1981。

『最敬礼拒否の足跡 戦犯天皇を裁く』 富村 順一 著。 破防法研究会。 1974。

『十字架と天皇。 富村 順一 著』 たいまつ社。 1977。 (たいまつ新書18)。

『富村順一氏意見陳述集 「東京タワー事件」』 富村 順一 著。 富村公判対策委員会。 1971。

『もう一つのひめゆり部隊 -戦後沖縄の売春婦-』 富村 順一 著。 JCA出版。 1982。

『琉球慰安婦 天皇制下の闇の性』 富村 順一 著。 JCA。 1977。

『わんがうまりあ沖縄 富村順一獄中手記』 富村 順一 著。 柘植書房。 1972。

                   ◇

富村順一氏の人となり知るための参考に、本人を良く知ると思われる人物のネット記事を次に紹介する。

ニホンの夏を駆け抜けた三人との出会い(転載)

毎年この時期になるとなぜか三人の人間のことをおもいだす。ひとりは沖縄人であり、ひとりは日本人であり、そしてもうひとりは韓国人だ。ふたりはすでに故人となられ、もうひとりは消息が掴めない。▼最初に出会ったのは沖縄生まれの富村順一というヤクザものだった。二十代初めのころのことだ。どのような経緯から知り合うことになったか判然としないのだが、当時さかんにおこなわれていた新左翼系の集会の場ではなかったか。ごつい身体に野獣のような精気をみなぎらせ真っ黒に日焼けした四角い顔で手刷りのパンフをひとり頒布していた。パンフには『死後も差別される朝鮮人』というおだやかならざる表題が付いていた。好奇心から手にとってみた、そこには沖縄の離島のひとつで第二次大戦末期に日本軍によって島の住民多数が虐殺された事件のことが記されていた。そのなかには乳児までが日本軍によって斬り殺された在日朝鮮人一家・具仲会さんの名前があり、彼が訴えていたのは、そのことだった。「オレは沖縄人だが、在日朝鮮人は日本人に差別され沖縄人にも差別されている、住民虐殺のあったその島でも朝鮮人故に同じ虐殺遺族の人たちからも避けられてしまって居るんだ、二重三重の差別の実態をオレは告発したい」と富村はわたしに熱っぽく語りかけた。そうしたことからわたしも彼の運動に協力することになったのだった。▼沖縄出身のフリーライターの友人が居て彼もまた富村の主張に共鳴し参加した。やがて運動はひろがって、虐殺の地に無念の想いのままに死んでいった被害者たちの石碑を建てることになった。それはけして「慰霊の碑」ではない、むしろ死んでいった人びとの恨みを刻んだものであるべきだということになり、『痛恨之碑』と名付けることになった。

                   *

 
嘗て「東京タワ-事件」というのがあった。1970年7月8日の『朝日新聞』に「8日午前11時半ごろ、東京芝公園の東京タワ-特別展望台(地上250メト-ル)のエレベ-タ-前で、男が刃物を持ち『韓国人と20歳以下の者はおろしてやるが、日本人と、アメリカ人はおろさない』とわめいていると愛宕署に連絡があった。20人ほどいた客をエレベ-タ-で降ろしはじめたとき、男は新潟市の日本ル-テル教会宣教師ヒンズ・ダビテさん(39)のところへ男がかけより、ダビテさんの首に刃渡り20センチの包丁をつきつけた。愛宕署員が『刃物を捨てろ』と説得する一方で、さらに応援がかけつけ、約15分後にすきをみてとびかかり、警棒で包丁をたたき落とし、脅迫、銃刀法違反で逮捕した。調べに対し男は沖縄・本部東区富村順一(40)」と報じられていた。
1972年発行の富村順一公判資料『怨念は永遠に』によれば、事件当日の富村はシャツに「日本人よ君たちは沖縄のことに口を出すな」「天皇は第二次大戦で200万人を犠牲にした責任をとれ」と書いていたという。また、意見陳述では『天皇の娘である島津貴子や皇太子の妻美智子も皇后も、天皇や皇太子の前で米軍に強姦させてみたい」と述べたという。
 
私はこの資料を『青い海』大阪編集室で見た。編集長の津野さんから色々来と話を聞かされたが私には関心がなかった。あんなことで世の中が変わるのか、というのが正直な感想であった。大阪でも沖縄でも敬愛する先輩たちが富村裁判の応援に名前を連ねていた。
1974年発行の沖縄婦人連絡会議なるビラには「富村の女性解放への敵対を糾弾する、
また、白老出身のアイヌ・ウタリは「どうか我らウタリよ、この富村順一なるシャモ(蛆虫)にだまされないでください」などと富村への批判が続出した。

私は、1989年ごろ、大阪ナンバ高島屋前で富村順一を見かけるようになった。このとき貰った名刺には『新日本文学会/富村愚童」とあった。駅のタバコ自動販売機でピ-スを買ってあげると色々と話(「新川明の弱みをにぎっている」など)をしてくれたが、詳細は省く。数日後、富村は自分の本の宣伝をしながら、自分が載っているいる新聞記事(新聞名不詳)コピ-をくれた。新聞記事の題は「さがし続けた夏」で「富村順一、沖縄出身。62歳。かつて、新左翼から「反権力」の象徴にまつり上げられたことがある若いころは、ならず者だった。胸に骸骨、背中に竜の入れ墨がある。『骸骨の順』と呼ばれた。(略)
【おまけ】
沖縄タイムス・コラムに掲載された富村順一氏に関する記事。
1973年は沖縄返還の翌年である。
 

1973年6月22日http://www4.ocn.ne.jp/~toguchi/tomimura.html

  沖縄タイムス  唐獅子

  意識した熱狂を

 

わたしでないわたしが走り出し、ブレーキがきかなくなり、意味のわからないことを口走り、行動をとり始める。いま思うと、子どものころからその傾向があったが、政治運動に参加するようになってから、とみに顕著になった。

60年安保闘争のころ、学生大会や政治集会においてもそうであったし、市議会議員に立候補したのも、その後の諸々の闘争においても<いけない、いけない>とブレーキをかけても、暴走するのが常であった。 そんな自分に気付き、壁に<衆人みな酔い、われひとり醒めたり>と<闘いの中にあり、闘いの外に立つ>を貼ったが、結果はやはり狂気じみたものであった。

マックス・ヴェーバーが「職業としての政治」で述べている<政治状況への冷徹な厳しい認識><いかなるものにも挫折しない堅い意志>を持つ職業政治家(革命家)というものに、わたしは、羨望しつつも冷徹で透徹した頭脳による醒めた判断と行為、<白鳥の声など聞こえない(庄司薫)><狼なんかこわくない>といいきれるそのさまに、どうにもやりきれない嫌悪感と劣等感を抱く。

ところで、沖縄の政治(革命)家は、どうであろうか。憤死した謝花昇、「ズル顕」こと宮本顕治にまんまとやられた徳田球一、東京タワー占拠事件の富村順一、二宮尊徳像破壊の大城俊雄、皇居突入の沖青委、国会正門激突死の上原安隆、国会への爆竹投下の沖青同。彼らに共通した沖縄的なものがありはしないか。政治外の日常生活においても、衝動・唐突、大胆・狂気としか思えぬ行動をある日突然行う傾向を沖縄の民は多く持っているのではないだろうか。ロシア革命での作家ゴリキーの悲鳴に似た心やさしいひよわさ、私小説風にいえば、破滅型としかいいようのない傾向を沖縄の民は宿命的に持っているのではないだろうか。お人好し丸出しで痛々しい屋良朝苗知事、背伸びしながらシドロモドロな演説をする国場幸昌議員、両氏の演説の中に自分自身の類型を発見しない沖縄の民は少なくないだろう。

先日、石川県金沢市で富村順一氏から渡された小論文の題名が『浮んだ舟は走る』。わたしは中野重治の『歌のわかれ』を思い浮かべながら、「こんな歌をうたってはいけませんよ」といったが、富村氏の言動に自分自身の多くを見た嫌悪感がいわせたものだった。

さて、沖縄の民は、冷徹な立ち振る舞いなど出来ないのだから、貧乏くじ引き引き意識しながら、熱狂であろうではないか。

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 【拡散希望】 田母神俊雄先生講演会開催が決定しました!!

来週、田母神俊雄先生が急遽来沖されることとなりました。
またとない機会ということで、講演のお願いをしたところ、快く引き受けてくださり、下記の日時にて講演会を開催する運びとなりました。

私たちは、このような講演会の開催は初めてであり、また告知の時間も1週間もないことから、ぜひ皆さんにこの講演会の告知と、スタッフとしてのお手伝いをお願いしたいと思います。

日時 7月12日 金曜日 午後6時30分開場 7時開演

場所 那覇市田原在 JA小禄 3階大ホール

会費 ¥500 (当日の寄付も大歓迎です)

連絡先 090-8305-4896

【拡散希望】 田母神俊雄先生講演会開催が決定しました!!    来週、田母神俊雄先生が急遽来沖されることとなりました。  またとない機会ということで、講演のお願いをしたところ、快く引き受けてくださり、下記の日時にて講演会を開催する運びとなりました。    私たちは、このような講演会の開催は初めてであり、また告知の時間も1週間もないことから、ぜひ皆さんにこの講演会の告知と、スタッフとしてのお手伝いをお願いしたいと思います。    日時 7月12日 金曜日 午後6時30分開場 7時開演    場所 那覇市田原在 JA小禄 3階大ホール    会費 ¥500 (当日の寄付も大歓迎です)    前回、沖縄から真実を報道するラジオ番組「わんぬうむい」の継続と、FCP(フェンスクリーンプロジェクト)及び、HCP(ハートクリーンプロジェクト)の活動へのご支援を多くの方々からお寄せいただきました。  この場を借りて、心から感謝を申し上げます。  ご寄付をされた方のなかで、私たちの活動のシンボルであるマーク入りうちわをご希望の方は、ぜひ私宛にメッセージをお願い致します。  感謝の気持ちを込めて郵送させていただきます。    沖縄はいま、灼熱の日差しが降り注ぐ盛夏となっており、活動の際に多くの飲料と氷、その他の機材が必要となっております。  平和を騙るおかしなヘイワ運動の異常さから、多くの沖縄県民を覚醒させ、この美しい島を守るためにも、今後とも皆様のご支援を宜しくお願い申し上げます。    支援先    ※ゆうちょ銀行から  記号 17020 番号 10416511  氏名 ワンヌウムイキキン    ※ゆうちょ銀行以外から  銀行名 ゆうちょ銀行  店名 七O八(ナナゼロハチ)  店番 7O8  貯金種目 普通預金  口座番号 1041651  名義人 ワンヌウムイキキン    連絡先 090-8305-4896

 

 

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 『正論』7月号は、沖縄特集第2弾です

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月刊正論2013年7月号6月1日発売 定価740円

沖縄異常事態 第二弾

重大資料発掘!

地元メディア反日偏向報道の淵源

ジャーナリスト 井上和彦

緊急報告!

尖閣領海で中国公船に包囲された緊迫の6時間

八重山日報編集長 仲新城誠

【新連載】対中最前線 国境の島からの報告①

中国領海侵犯と教科書採択事件の深い関係

仲新城誠

ついに牙を剥き出した中国-沖縄併呑計画の先兵は誰だ

 琉球独立論の空虚

 ジャーナリスト 大高未貴

「天皇メッセージ」の悪用に反駁せよ

ライター・ブログ「狼魔人日記」管理人 江崎孝

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沖縄戦「集団自決」の謎と真実
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