狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

沖縄タイムスが気にする県知事の去就

2014-05-05 07:18:26 | 県知事選

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11月に予定されている県知事選に大きな影響を与えるといわれた石垣市長選、沖縄市長選と立て続けに敗北を喫した革新勢力。

その応援団の旗振りをする沖縄タイムスは仲井真県知事の知事選に向けての去就が気になって仕方がない様子。

このところ連日「県知事の去就」という文字が見出しを飾っている。

元旦号には知事選の保守系候補として四人の候補者の名を上げているが、仲井真県知事の名前は上げずに「仲井真氏の去就が焦点」と見出しに書くに止めている。

それが昨日の紙面では、「関心高まる去就」と来た。

何故沖縄タイムスは仲井真県知事の去就がそんなに気になるのか。

それは知事選で最強の保守系候補者は仲井真県知事であることを一番承知しているのは沖縄タイムス自身だから、である。

仲井真知事、3選出馬は 関心高まる去就

沖縄タイムス 2014年5月4日 11:53
仲井真弘多知事

仲井真弘多知事

 

 ことし12月に任期満了を迎える仲井真弘多知事(74)の去就に、関心が高まっている。野党陣営の選考委員会が候補予定者を2人に絞り込むなど、選挙戦に向けた準備を本格化させているからだ。迎え撃つ与党・保守陣営では、知事の態度表明の時期が最大の焦点だ。知事は12日、後援会が主催する政治資金パーティーを予定しており「3選出馬に向けた意思表明があるのでは」との観測も挙がる。知事周辺では「表明の時期は県議会6月定例会だろう」との見方がもっぱらだが、現職の判断への注目度が過熱しそうだ。(政経部・吉田央)

 「今後も緊密に連携していきましょう」

 2日午後、那覇市の公明党県本部事務所。自民党県連の西銘恒三郎会長、照屋守之幹事長ら役員が、公明県本の糸洲朝則代表、金城勉幹事長を訪ねた。

 名目は自民新役員の就任あいさつ。知事選に向けた具体的なやりとりはなかったが、出席者の一人は「言葉にしなくても、知事選を見据えた協力関係の構築に向けたスタートという含意はある」と解説。野党が協議を先行する中、与党もじわりと動き始めた。

 自民県連内で、知事は「埋め立て承認で批判を受けたが、沖縄振興一括交付金の創設、観光客の増加、失業率の改善、待機児童の減少など、行政的な実績は豊富だ」(幹部)として、3選出馬への待望論がある。

 一方、承認批判が県内でなおくすぶっていることへの警戒感もある。特に公明県本内に「勝てる候補を白紙で考える必要がある」との慎重論があり、与党内の方針は定まっていない。

 知事が意思表示する前に候補者の選考に入れば、現職への礼を失する。自民県連は大型連休明けから知事の意向確認の手順や、知事に出馬要請をするかどうか、協議を本格化する。

 知事は例年、政治資金パーティーを2~3月に開いてきたが、今回は任期満了に近づいた5月の開催。支援者には「この時期のパーティーは出馬の布石ではないか」との見方もあるが、後援会関係者は「昨年末の埋め立て承認から年初の名護市長選と多忙が続き、開催時期をずらしたということだ」と冷静に説明する。

 後援会と与党内では「知事はまだ明確な意思表示に踏み切らない」との観測が大勢だが、自民県連内には「仮に不出馬なら早期に表明していただき、後継の人選に取りかかる必要がある」との指摘もあり、現職の言動に気をもむ日々が続きそうだ

                                    ☆

知事選を睨んで沖縄2紙は、反仲井真キャンペーンと目された百条委員会で発狂報道を繰り返したが、仲井真県知事を百条委員会に引き釣り出して追い詰めたり、鋭い質問で立ち往生させることに失敗した。

>自民県連内で、知事は「埋め立て承認で批判を受けたが、沖縄振興一括交付金の創設、観光客の増加、失業率の改善、待機児童の減少など、行政的な実績は豊富だ」(幹部)として、3選出馬への待望論がある。

仲井真県知事の政治家としての手腕もさることながら、選挙では知名度が勝つための大きな要素であることは動かない事実である。

その点、今回の県知事選で噂される候補者の中で抜群の知名度を誇るのは、仲井真県知事である。

公明党には「勝てる候補を白紙で考える必要がある」との慎重論があるらしいが、勝てる候補を選ぶとしたら仲井真氏を措いて他に適当な候補者は皆無といっていいのではないか。

特にマスコミに打たれ強いという点は、歴代県知事の中でも突出しており、百条委員会の追求を乗り切った手腕は仲井真県知事の面目躍如と筆者も舌を巻いた次第。

唯一のマイナス要因は年齢であるが、現在74歳であることを考えればもう一期務めても78歳であり、まだまだ充分活躍できる年齢だと考える。

ただ昨年末、腰痛による車椅子姿の映像を見て、3選出馬は無理かとの観測も乱れ飛んだが、その後の様子を見ると腰痛もそれほどでもないようだし、車椅子姿もマスコミけん制のための煙幕ではないかと噂されるくらいだ。

ほとんどの腰痛は現代の医学から言えば手術すれば一週間ほどで退院できるほど回復するという。 

ちなみに名護市長選で大忙しだった島袋吉和元名護市長は無理が祟って、選挙の後、歩行困難をきたすほどの腰痛に襲われたが、最近手術をしその結果現在はジョギングもできるほど回復しているという。

島袋氏には、ぜひとも腰痛手術の名医を県知事に紹介してほしいものである。

 

一方、保守系政治家として那覇市長の座を得た翁長那覇市長は現在共産党や社民党が推す革新候補の本命として名が上がっている。

翁長氏は「今のところ出馬考えていない」などと一応の戸惑いを見せているが、保革はともかく県知事になりたい野望を一番胸中に秘めていることは間違いない。

沖縄タイムス(5月3日)によると翁長氏は「今のところ、知事選の出馬は考えていない」、「私は根っからの保守だが、違う立場の方々が知事選候補の一人として名前を挙げたことに、正直びっくりしている。沖縄の政治も少し地殻変動が起き始めているのかなという感じはする」と述べた。
 
さらに翁長氏は、県政野党5団体でつくる候補者選考委員会から出馬要請や意見交換などを求められた場合の対応について「今日まで知事選出馬の打診はまったくないが、違う立場の人、本土の人からも会いたいという方がいたら、どなたにでも会う」と知事への野心をチラつかせている

「オール沖縄」の結集を呼び掛ける翁長氏にとって革新側からの推薦は特に違和感を持っていないだろうが「本土の人からも会いたいという方がいたら、どなたにでも会う」とうコメントは、「最低でも県外」を今でも主張し続けている鳩山元首相のことを念頭に描いているのだろうか。

だとしたら鳩山氏の潤沢な資金が「オール沖縄」の翁長氏に流れることも充分考えられ、保守陣営にとっては無視できない勢力となり得る。

元首相の鳩山氏が遣り残した「最低でも県外」を県知事の翁長が成就させる、は決してバカにできないキャッチフレーズである。

翁長氏の「米軍基地問題は保守も革新も県民のために心を一つにしてやれるようなものをつくり上げる努力が必要だ」のコメントに合致するからだ。

翁長氏は自身のことを「根っからの保守」と公言しているようだが、「根っからの保守」を共産党や社民党が知事候補として推薦するはずはない。

現在沖縄の保守系支持者の中で、翁長氏保守系政治家と看做す人は皆無に等しく、「元祖コウモリ男」の名が定着しつつあるくらいだ。

ちなみに翁長氏のHPを見ると尊敬する政治家の筆頭にこれもコウモリ政治家の名が相応しい野中広務氏を挙げている。

11月に県知事選を筆者の独断で占うと、こうなる。

老獪政治家・仲井真氏vs

元祖コウモリ男・翁長氏

の一騎打ち(泡沫候補は除く)

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 ■御知らせ■

 

関係各位

下記スケジュールで「那覇市議会・議会報告会」が行われ、第2部で「意見交換会」があります。この時、「若狭の龍の柱」を取り上げたいと思います。龍の柱は重要な問題であり、白紙撤回させる必要があると考える方々は5月21日、牧志駅前 ほしぞら公民館(午後7時から8時30分)にお集まり下さい。拡散希望します。

 第二部 意見交換会(午後7時50分~)

5月21日(水)
本町:牧志駅前 ほしぞら公民館 午後7時から8時30分

お問い合わせ:那覇市議会事務局(電話098-862-8153)

    ★

■御知らせその2■

本年も祖国復帰を記念する大会を行います。
琉球独立派が立ち上がり、中国の沖縄併呑工作がしきりに行われていますが、そのような時だからこそ私達は42年前の祖国復帰運動の精神に立ち返り、自らの意思で日本に返ってきた歴史的事実を確認すべきだと思います。

ぜひご参加ください!!

 「沖縄県祖国復帰42周年記念大会」

日 時 5月10日(土)14時から

場 所 宜野湾市民会館大ホール

参加費 500円


第一部 沖縄県祖国復帰42周年記念式典

幼稚園の子供達、祖国復帰運動体験者らが登壇します。

第二部 記念講演「 日本はなぜアジアの国々から愛されるのか ~ 今、私達が学ぶべきこと~ 」

講師 池間哲郎先生




昨年の大会模様

 

 

 

 

 

 


 


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目次

〇沖縄の狂った話1・・・琉球民族主義は民族差別主義だ
〇沖縄の狂った話2・・・米軍がいるから戦争に巻き込まれるは妄想

〇ブログ
「狼魔人日記」より・・・末松氏大敗の意味

〇彼女は慰安婦ではない 違法 少女売春婦だ2

〇「狼魔人日記」河野談話撤回の好機!

〇「狼魔人日記」と「沖縄に内なる民主主義はあるか」は島袋氏を応援したけれど

〇名護市民は「県外移設」が不可能であることを証明した

〇ブログ 
沖縄に内なる民主主義はあるか 沖縄の識者の腐敗
               「県民金で転ばぬ」というが

〇軍命令はなかったのに なぜ集団自決は起こったのか

〇特別寄稿・ドキュメント
  集団自決を追って 星雅彦(作家)

〇バーデスの五日間

 

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