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☆沖縄県内の「告別式」最新情報。
辺野古アセス控訴審 原告の控訴を棄却
普天間基地の名護市辺野古への移設に伴う環境影響評価について、市民らが手続きのやり直しを求めている裁判の控訴審判決で、福岡高裁那覇支部は27日、原告の訴えを退けました。
この裁判は普天間基地の辺野古移設に伴う環境影響評価=環境アセスの手続きが違法だとして市民らおよそ300人が国を相手に手続きのやり直しなどを求めているものです。原告は、国がアセス手続きの最終段階となる評価書になって初めてオスプレイの配備を明記するなど重要な情報を明らかにしないまま手続きを進めたことによって意見を述べる機会を奪われたと主張しています。
この日の控訴審判決で福岡高裁那覇支部の今泉秀和裁判長は「意見陳述の機会は、事業者が環境アセス手続きで地域の自然環境の状況や住民が懸念を持っている環境汚染などの情報を的確かつ効率的に入手するために設けられている」と指摘。
その上で、「原告に意見を述べる権利があるものとは認めることができない」として、原告の控訴を退けました。
一審同様、意見を陳述する権利を認めなかった今回の判決を不服として原告は上告する方針。
【動画】RBC THE NEWS「辺野古アセス控訴審 原告の控訴を
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今朝の沖縄タイムスは、一面トップを「西普天間に琉大病院 医学部も移転」の大見出しに譲ったののの、社会面トップは辺野古アセス控訴審で門前払いを喰らった悔しさを、次のような大見出しで露にしている。
判決淡々 飛ぶ怒声
「司法の言いなり」
辺野古アセス原告上告へ
>「原告に意見を述べる権利があるものとは認めることができない」
煩雑なので他の発狂見出しは省略するが、今泉裁判長の判決を筆者流に言い換えれば「お前らにガタガタ言う資格はない。 下がれ!」と一喝したようなものだろう。
ちなみに今泉裁判長は上原正稔さんが琉球新報を訴えた「パンドラ訴訟」の控訴審で琉球新報を勝訴にした一審判決(井上直哉裁判長)を否決し、上原さんに逆転勝訴の判決を下した人物。
今回一審判決を支持し、原告を門前払いにした見識は、「パンドラ訴訟」の判決同様に高く評価できる。
原告のプロ市民側は上告するとのこと。
だが、最高裁では証拠認定をしないとのことなので、刑事裁判のように決定的新証拠でも現れない限り、逆転は期待できない。
したがって一審、二審の原告敗訴はほぼ確定したようなもの。
沖縄タイムス社会面の中段に「一体どこにに訴えれば?」の見出しの記事で、プロ市民の「民主主義国家で住民に意見を述べる権利がないという内容の判決がでたのは残念」「住民は一体どこに訴えたらいいのか」などのコメントを紹介している。
本件については資料閲覧は公開されており、住民代表である県議会の「百条委員会」で辺野古アセスの「違法性」については仲井真県知事を追及する機会は充分あったはず。
⇒県知事選モードに突入!百条委員会の狂乱!2014-02-23
辺野古への移設をめぐるアセス関連の手続きはすでに完了し、仲井真弘多知事は昨年末、名護市辺野古沿岸部の埋め立てを承認している。
それに呼応して政府は移設に向けた手続きを始めており、今夏にも辺野古沿岸部の海底ボーリング調査を開始したいとしている。
追い詰められた辺野古移設反対派は、最後の頼みの綱である稲嶺名護市長の訪米の成果を期待したのだが・・・。
稲嶺氏が面談した米国識者のほとんどが、「国と国で決めたことを覆すことは困難」などのブーメラン発言がほとんど。
稲嶺氏の訪米の手土産が尾ウンゴールなるのでは、お気の毒としか言いようがない。◆「辺野古進めるべき」 名護市長に米専門家 5・22 沖縄タイムス
訪問先で期待したコメントが得られないので、やむなくワシントンのカフェーで講演したというから、哀れを誘う訪米だったようだ。◆「住民犠牲許されぬ」カフェで講演稲嶺市長ら 5・22 沖縄タイムス
今回も最高裁の結果は見えているので、「パンドラ訴訟」で上告を断念した琉球新報を見習って、不毛な上告は断念した方が良いと考えるのだが・・・不毛な議論がお得意のプロ市民にとっては馬の耳に念仏なのだろう。
「不当判決」などと書かれた旗を掲げ、裁判所前に駆け付けた住民らに報告する住民側弁護団=27日午後2時すぎ、福岡高裁那覇支部前
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